今回は西純矢投手の野手転向について書いていきます。

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①早くに頭角を現すも、停滞から抜け出せず
西純矢投手は創志学園高校で投打ともに活躍を果たし、奥川投手(ヤクルト)、佐々木投手(ドジャース)、及川投手(阪神)と共に「高校BIG4」と呼ばれました。そして2019年ドラフトで奥川投手を外した阪神から1位指名を受け入団。遠戚でもある西投手に続くエース候補として期待されました。
その後初年度2年度と結果を残し、2021年には19歳8か月というドラフト制以降では球団最年少となる勝利記録を作る等、早くも頭角を現します。そして翌シーズンはプロ初完投、そしてプロ初本塁打を記録。この年は6勝を記録し、飛躍の年になりました。
しかし翌年からは制球、そして決め球の精度もあり苦しむ事に。2023年こそはシーズン5勝を記録するも、2024年は4試合の登板に終わりキャリアが停滞する事になりました。
そして2025年はキャンプの途中で右肘の違和感により途中離脱。その後右肘関節鏡視下関節鼠摘出術を受けたとして退院が発表されるも、終盤になっても1軍はおろか2軍登板は無くそのままシーズンが終了。2年結果を残せなかった事、そして出場すらままならなかった事で心配の声が挙がっていました。
②非凡なセンスを見せ、期待は膨らむばかり
そんな中発表されたのが「野手転向」。元々打撃面での評価も高く、U-18代表でも本塁打王を獲得する等その実力は折り紙付き。
またプロに入った後でも当時剛腕として名を馳せていた高橋奎二投手からプロ初ホームランを記録。更に2022年のクライマックス1stステージではDeNAの剛腕エスコバー投手の155㎞のインコースのストレートを上手く腕をたたんで2ベースヒット。矢野監督時代には8番で起用され通算打率.224を記録する等、非凡なセンスを見せていました。
そんな中の野手転向。プロでもある程度通用したのもあり、投手としては残念ではあったものの期待は膨らむばかりです。
③容易な道ではない
ただ本格的な転向に入ると守備位置も含め、これから課題は非常に多いと言えます。
特に2年後にはDHがあるものの、争うのは外国人選手や実績を持っている強打者。少なくとも1つのポジションはこなしておかないと余程の打撃成績を残さない限りは1軍出場は遠のくことになりそうです。
また前述した成績もあくまで「投手であるから」であり、野手としてはプロのスタートラインに立った程度のもの。非凡なセンスはあるものの、磨かなければ通用しないのは数多く目にしているので過度な期待は禁物であると言えます。
幸い同じ境遇であった糸井さんの存在もあり、左右の違いはあるもののノウハウは多少はある状態。彼が数年後強打者として名を馳せているのを楽しみにしています。
では
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