今回はプロ野球でよく出ているワードについて書いていきます。
23回目は「送りバント」です。

①スタンダードな戦法
野球でいう「送りバント」とは打者がアウトになる代わりに走者を進塁させることを目的とした打撃方法で、NPBや高校野球ではスタンダードな戦法とされています。また三塁走者を本塁に生還させる送りバントはスクイズと呼ばれ、主に奇策に用いられることが多いです。
因みに2024年最もセリーグで多かったのはヤクルトスワローズで137、最も少なかったのが横浜DeNAベイスターズの85と実に50以上もの差が付いており、チームの戦い方を表す指標に。歴代では巨人の川相昌弘選手が「バント職人」として名を馳せ、世界記録となる533個を積み上げており、現役ではソフトバンクの今宮健太選手が2024年終了時に395個を記録しており歴代4位食い込んでいます。
②有効性が疑問視
高校野球では1アウトからでもランナーが出れば当たり前のようにさせることがある等日本の野球文化に定着しているバントですが、近年セイバーメトリクスに基づく統計学的な分析が進んでいた事で、した場合としない場合の得点期待値(1イニングにどれだけ得点出来ると見込まれるか)が無死一二塁の場合を除きしない方が高くなっていることが明らかになっており、有効性が疑問視される事に。
また「確実に」塁が進む事が当たり前のように認知されている為(実際は7割~8割の成功率で、「確実」とは言い難いです。)、失敗した時のリスクが高く、バント失敗で流れが大きく変わってしまう事もあります。
特にプロ野球ではドラフトで入団している選手は基本熱心にバント練習をしない野球人生を送ってきたため(各チームの1番バッターやクリーンナップを担ってきた選手が殆ど)プロに入ってきて本格的に取り組んだ人が大半(それでも7割~8割方成功させているのは彼らが相当努力しているのが同時に判ります)。DHの無いセリーグではどうしても打力に劣る投手の習得は必須になっているものの、その成功率や習得の難易度もあり以前のようにセオリーとして神格化されていた時代は終わったと言えます。
③未だに「野球」の作戦において重要
ただ今でも送りバントが有用な場面は確かにあり、主なものとしては
・相手がエースであったり、苦手投手であり1点を争う展開が予想された場合
・試合が拮抗しておりどうしても1点が欲しい場合(特に1勝の重みが違うポストシーズンやトーナメント方式での大会)
・相手投手のフィールディングに難がありチャンスを広げやすい場合
が挙げられます。
逆に
・コントロールが乱れており四球で自滅しそうな投手に使用
・上記の場面以外に慣れていない選手にやらせる
等は相手に流れを引き渡してしまう可能性が高く、正直愚策と言えます。
以前のような有用性はないものの、未だに「野球」の作戦において重要な送りバント。チームの戦い方、そして指揮官の采配の目安になるものとしても良い判断基準となるので、今後もその使い方に注目して楽しんでいきたいと思います。
では
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