今回は主要欧州リーグの2024~2025シーズン序盤のインパクトチームについて書いていきたいと思います。
順位はもちろんのこと、戦術、内容でインパクトを残したチーム中心で書いていきます。
3回目は「ビジャレアル」です。
主な布陣&選手
①主力を放出するも未知数な部分が大きく
昨シーズン前半戦に降格圏に沈むもマルセリーノ監督交代もあり巻き返したビジャレアルですが、オフに23ゴールを挙げ最大の得点源となっていたセルロートをアトレティコマドリードに、脆弱な守備陣の中奮闘していたヨルゲンセンをチェルシーに放出。
軸となる選手が抜けてしまった事で組織の再構築を迫られる事となりましたが、獲得したのはバーゼルで得点を量産していたバリー、素材は確かなものの近年かつての輝きを失っているペペと未知数な部分は大きく、レガネスからコンデ、ベティスからアジョセ・ぺレスと「保険」を掛ける巧さを見せるものの、不安な部分が大きかったです。
②決定機を作り続ける逸材とゴールを量産するベテランストライカー
しかし最初5節を3勝2分で乗り切ると、バルセロナ、マドリーの2強には敗北するも他チームにきっちり勝ち点をもぎ取り上位を維持。
その立役者となっているのはバエナとアジョセ・ぺレス。カンテラ上がりの前者は14アシストを挙げブレイクした昨シーズンからの好調を維持。そのドリブルやチャンスメイク力はさらに磨きがかかった印象で、ここまで早くも5アシストを記録し決定機を作り続けています。
そして後者は4節から2トップの一角として起用されると、4試合連続ゴールを挙げ一気にレギュラーに定着。残念ながら絶好調時に怪我で離脱となりましたが、11節のバジャドリード戦で途中出場でゴールを挙げる等、復帰後も頼りになる存在となりそうです。
何よりマルセリーノ監督の左肩上がりの可変式のビルドアップは選手のプレースタイルに見事に合致。アタッカー陣は自分が得意なポジションでノビノビとプレーしています。
③いかに攻守のバランスを整えられるか
反面昨シーズンから課題となっている守備面は改善出来ているとは言い切れずここまで全試合で失点を喫する事に。ラス・パルマスから加入したカルドナは左サイドバックのレギュラーとして定着したものの、中央ではアルビオルが奮闘してはいるものの衰えが隠しきれておらず、コスタ、バイリーに関してもミスが散見され安定感を欠いています。
またボランチのパレホにしてもゲームメイク力は流石ながら守備強度が落ちている状態で、中々攻守のバランスが取れていない状況。これからは守備面でどのような修正を行っていけるかが勝負になりそうです。
それでもリーグ3位の得点数を誇る攻撃力は驚異的で、これを前面に出して欧州カップ戦獲得に向けて戦い続けたい所です。
ただホームとしているバレンシア州が大きな洪水に巻き込まれ多くの被害が。現状リーグ再開は困難とはなっていますが、復帰した際は被災した方を勇気付けるようなプレーを見せてくれることを期待しています。
では
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