今回は先日発表された2024年のバロンドールについて書いていきます。
①ほぼ当確の報道が流れる中
2024年のバロンドールは事前からレアルマドリードのヴィニシウス選手が最有力候補に。その驚異的な突破力と異常な程の勝負強さで昨シーズンチャンピオンズリーグ優勝とリーガ優勝に大きく貢献。
同チームにべリンガム、カルバハル選手という強力なライバルがいながらもその存在感は圧倒的なものがあり、バロンドール受賞に十分相応しい選手であるとされ異論は少ないものでした。
しかし授賞式が近づくにつれヴィニシウス選手が落選の報道が強まることになり、不穏な空気に。そして迎えた当日で選ばれたのはロドリ選手(マンチェスターシティ)。
これまでほぼ当確の報道が流れる中、ここまでひっくり返ったのはあまり記憶になく(本命が絞れなかったパターンはあります)、かなりの衝撃を受けました。
②チームを「負けなく」させ、「勝たせる」選手
しかし今回受賞したロドリ選手もバロンドールに相応しい成績、そしてインパクトの残しています。
現在世界最高峰のアンカーと評されているロドリ選手はタレントが揃い、やり繰り上手な指揮官が率いるマンチェスターシティにおいて「唯一」替えが効かない選手であり、昨シーズン出場した64試合の内、90分間で負けた試合はFAカップ決勝のマンチェスターユナイテッド戦のみ。彼の不在時には一気に攻守のバランスが崩れる(特に守備面)等正に「チームの心臓」といえる働きを見せていました。
実際彼の不在時にシティはシーズン全ての敗北(3敗)を喫し、彼が長期離脱となった今シーズンは未だ無敗ながら4試合で先制を許し、攻守のバランスが崩れ内容もイマイチ等不安定な状況が続いています。
またユーロ2024でもクラブ程戦術的に整備されていなかったチームにおいて強度と技術の高さを見せ見事大会MVPに選出。その存在感は絶大でした。
攻守共に絶対軸となり、何よりチームを「負けなく」させ、ここぞという時のゴラッソで「勝たせる」選手。1990年のマテウス選手以来の守備的ミッドフィルダーの受賞となりました。
③複数の受賞対象者がいたにも関わらず
ただ気になったのはその際のレアルマドリードの反応。授賞式には「最優秀男子クラブ」やクラブと代表の合計で最多得点を挙げた選手に贈られる「ゲルトミュラー・トロフィー」「最優秀監督賞」等複数の受賞対象者がいたにも関わらず、50人予定された参加者が全員参加せず。正直真相はわからないものの、今回のヴィニシウス選手の件で未参加を決めたと見なされてもおかしくはなく、批判が殺到しています。
どれだけ納得出来なくてもボイコットみたいな行動はとらず、参加し受賞者に拍手を送るのがアスリートとして尊敬される姿。今回のリスペクトに欠ける行動は本当に残念です。
攻撃的な選手が大半のバロンドールの歴史に新たな1ページを加えたロドリ選手。今後未だ受賞者がいないサイドバックや、長らく出ていないゴールキーパーにスポットが当たっていくのか、その動きに注目です。
では
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