オールスター明けの怒涛の勢いも肝心な時期に不振に陥り、自ら連覇の道を狭めてしまった後半戦でした。
ということで今回は阪神タイガース シーズン3/4感想を書いていきます。
①戦績(対戦成績)
巨人 10勝 10敗 1分 61得点 51失点
ヤクルト 9勝 7敗 0分 55得点 59失点
DeNA 9勝 6敗 1分 54得点 53失点
広島 8勝 10敗 1分 49得点 43失点
中日 11勝 5敗 2分 82得点 43失点
交流戦 7勝 11敗 1分 38得点 52失点 10位
54勝 49敗 5分 339得点 305失点 3位
現状広島のみ負け越しで、セリーグ相手には強さを見せてはいるものの3位という順位(1チームのみが上にいるのと2チームが上にいるのはゲーム差関係なくまるで違います。)やチームの調子が下り坂になっている事で連覇は正直かなり厳しい状況に追い詰められています。
恐らく首位広島のペースを考えれば優勝ラインは恐らく78勝前後。そうなれば残りの試合24勝11敗と半ば非現実な勝ち越しをしなければならず(対する広島は23勝18敗、巨人は22勝14敗)、可能性がゼロになるまでは優勝の芽を探りつつ、同時にクライマックスシリーズに向けた準備を行うのが必要になってきます。
②投手 ※主戦力です。
先発
西 17試合 5勝4敗 1.54 13QS
ビーズリー 9試合 6勝1敗 1.63 7QS
才木 19試合 9勝3敗 1.67 15QS
村上 18試合 5勝8敗 2.23 13QS
大竹 18試合 7勝6敗 2.94 12QS
及川 8試合 1勝3敗 2.96 1QS
中継ぎ ※()は役割
桐敷 51試合 3勝0敗 30H 1.93 (セットアッパー・接戦時)
岡留 24試合 1勝0敗 3H 2.49 (接戦時・ビハインド時)
漆原 31試合 0勝4敗 5H 3.81 (ビハインド時)
石井 36試合 4勝1敗 22H 1.44 (セットアッパー・接戦時)
富田 20試合 0勝1敗 2H 0.83 (接戦時・ビハインド時)
伊藤将 14試合 4勝4敗 0H 3.97 (ビハインド時)
抑え
岩崎 46試合 3勝4敗 13H 18S 2.49
ゲラ 43試合 0勝3敗 23H 11S 1.71
そんな中これまで先発の軸であった才木投手の調子が下り坂で、大竹投手、及川投手が不安定な左先発と頑張ってくれた投手陣に綻びが。西、ビーズリー投手が安定しており大型連敗は避けられそうですが、現状は大型連勝が必要な状況。髙橋遥投手の復帰は大きいものの中10日以上明けた状況での登板になるので投げられて後3回と起爆剤にはなり得ません。さらに2軍でも際立った先発投手はおらず、接戦になると青柳投手の経験に懸ける他無さそうです。
また中継ぎ、抑えも桐敷、石井、ゲラ、岩崎投手以外信頼できる投手はおらず登板がかさんでいる状況。現在1軍にいる富田、岡留投手の奮闘に加え、2軍調整中の加治屋投手、2軍で結果を残している佐藤蓮、川原、岩田投手の抜擢を含め、少ない時間ながら再構築が必要になってきています。
③打線 ※主戦力です。
1近本(中) .264 6本 31点 15盗 .708
2中野(ニ) .232 1本 23点 6盗 .597
3森下(右) .258 11本 52点 0盗 .753 ※得点圏.352
4佐藤輝(三) .269 9本 42点 0盗 .738
5大山(一) .234 10本 44点 0盗 .679
6前川(左) .274 3本 33点 0盗 .703
7木浪(遊) .199 0本 24点 0盗 .509
8梅野(捕) .187 0本 8点 0盗 .494
そして打線ですがオールスター明けに爆発するも、現状は低調。ほぼ全ての選手が調子を上げてしまった事で同じように落ちてしまっています。特に佐藤輝選手はその振れ幅が大きく、現在は攻守共に精彩を欠く状態。不調が長引く選手ではありますが何とか最終盤までには取り戻して欲しいです。
ただ森下選手はフォームを改善したことにより好調を維持。安定した活躍をする前川選手と共にチームの光になっています。
後は坂本選手が2軍に落ちたことで梅野選手に負担が集まっている捕手。しかし裏を返せば大きなチャンスにもなり得るので、榮枝、長坂選手には少ないとは思いますが(恐らく負けゲーム限定かと思われます。)しっかりとチャンスを生かし来シーズン以降に繋げていって欲しいです。
残りシーズンは1/4。アレンパは難しくなったものの、クライマックスシリーズも含めまだまだ巻き返すチャンスは十分。最後までしっかりと応援していこうと思います。
では
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