今回はパリ五輪男子サッカーの総括をしていきます。
成績
3勝1敗 7得点3失点 ベスト8
主な布陣
①前評判はそれ程高くなく
正直今回のパリ五輪のメンバーへの期待感は決して高いものではありませんでした。
チームの中心選手だった松木が移籍関係でチームから離脱。さらに年齢的に呼べる久保や鈴木唯人もクラブとの交渉の末見送りに。そしてOA枠も一人も呼べず、不安材料であった最終ラインの強化は出来ませんでした。
悪いことは更に続き、バックアップメンバーであった佐野が兄のスキャンダルの影響もあり招集が見送られると、半田が負傷の為チームから離脱。満足するメンバーを揃えることが出来ず、さらにグループリーグではパラグアイ、マリ、イスラエルと各大陸で強豪と評されているチームと組まれていたこともあり、グループリーグ突破で精一杯と評されていました。
②幾度となくチームを救うセーブ
そんな中大会が始まると、初戦のパラグアイ戦では早々に先制すると、相手の退場もありそのまま勢いを持ってゲームを進め5-0で圧勝。続くマリ戦では多くの時間帯で押し込まれるも小久保のセーブや相手のPK失敗もあり1-0で勝利。2戦で早くもグループリーグ突破を決めると、3戦目のイスラエル戦でも小久保と前線の瞬間的なコンビネーションで見事勝利。3戦全勝で堂々グループリーグ首位突破を果たします。
しかしベスト8の相手は優勝候補のスペイン。VARによるゴール取り消しはあったものの明確な差を見せつけられ完敗。
幾度となくチームを救うセーブを見せた「国防」こと小久保の活躍もあり、メダルには届かなかったものの前評判を上回る結果を残すことは出来、前述した状況でもしっかりチームを纏め上げた大岩監督にも賛辞が送られました。
③今後に不安を抱かせる発言
しかし気になったのはその後の監督と選手の発言。監督・選手共に今大会に手ごたえを感じ、今後「自分たちのサッカー」に向かうフェーズに来ていると発言しましたが、そもそもW杯出場国で自分たちのサッカーを目指す事が出来るのは現状フランス、イングランド等圧倒的な質があるチームのみ。
ユーロで優勝したスペイン代表もこれまでの型であったティキタカを「捨てる」ことを余儀なくされサイドアタックと強度の高い守備に切り替え躍進したこともあり、その考え方は危険であると思われます。(2014年ブラジルW杯では実際失敗しています。)
何より「日本のサッカー」自体がまだ模索段階であることが問題で、現状その場にいた選手の個に頼り切っているのが実情で、この発言自体がリッピサービスである事を望みます。
今大会でより育成面、そして監督の戦術的な不足が露呈され、課題が見えているのは確か。JFAや各指導者の方だけはこの結果を真摯に受け止め対策・改善を行ってくれることを願っています。
では
アディダス サッカー日本代表 2024 ホーム レプリカ ユニフォーム IU0964 メンズ ライセンスシャツ HOME adidas
|
アディダス キッズ サッカー日本代表 2024 ホーム レプリカ ミニキット 半袖 パンツ ソックスセット マーク無し IS5613 JNL00 adidas 新ユニフォーム オフィシャル
|