今回は主要欧州リーグの2022~2023シーズン、躍進するクラブについて書いていきたいと思います。
10回目は「フルハム」です。
基本布陣
①昇格1年目ながら躍進
2020-2021シーズンに降格後、僅か1年でプレミアリーグに戻ってきたフルハムですが、オフにレノ(アーセナル)、ディオプ(ウェストハム)、ペレイラ(フラメンゴ)、ウィリアン(コリンチャンス)、ダニエル・ジェームズ(リーズ)、ヴィニシウス(PSV)等プレミアリーグ経験者を中心に積極的な強化を図ったもののジェームズ以外はいずれも近年のプレミアリーグでは目立った結果を残しておらず、不確定要素が多い補強となっており、更に主砲のミトロビッチではチャンピオンシップでは43ゴールを挙げ得点王に輝くもレミアリーグでは近年不発に終わっており、他昇格組と同様残留争いに巻き込まれる事が予想されました。
しかし開幕戦のリヴァプール戦でミトロビッチの2ゴールで引き分けに持ち込むと、難敵ブレントフォード戦ではミトロビッチのアディショナルタイムでのゴールでリーグ初勝。その後も安定した戦いぶりを見せ中位に定着。
27試合消化時点で欧州カップ戦も狙える位置である9位に付け、昇格1年目ながら躍進しています。
②組織化された守備からのカウンター
このチームの躍進を支えているのは組織化された守備からのカウンターで、マルコ・シウバ監督は選手達にハードワークを課して連動性のあるプレスを実現。
特に中盤の連動性は素晴らしく、強度が高いプレスを実現。特に今シーズンスポルティングから加入したパリーニャは攻守の要として活躍し、今やプレミアリーグでも屈指のボランチとなっています。
そしてその中盤のプレスを掻い潜られた際も新守護神レノが立ちはだかり、容易に失点を許しません。
③再来したテクニシャンと1部でも爆発したストライカー
攻撃は主にカウンターになりますが、変化を付け崩しの切り札になっているのが2年ぶりにプレミアリーグ戻ってきたウィリアン。アーセナルでは不振を極め母国に帰ったテクニシャンは全盛期さながらのドリブルと右足の精度を披露。チェルシー時代のパフォーマンスを取り戻したといっても良く、2度目の春を謳歌しています。
また2部でしか通用しないと評価されていたミトロビッチは前半戦はコンスタントにゴールを記録。ここ最近はゴールから見放されているものの、ポストプレーや守備での貢献も高く、チームに欠かせない存在となっています。
しかし先日行われたFAカップ準々決勝で揃って退場処分に。特にミトロビッチは主審に暴力行為を行ったとして重い処分を課せられる可能性があり、その動向が不安視されています。
昇格組ながら中位に位置する等躍進を見せているものの、中心選手の離脱で暗雲が立ち込めているフルハム。この困難の時期をどう乗り越えるのか、マルコ・シウバ監督の起用法に注目です。
では
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