今回は主要欧州リーグの2022~2023シーズン、躍進するクラブについて書いていきたいと思います。
2回目は「モンツァ」です。
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基本布陣
①悪夢の開幕5連敗から見事なジャンプアップ
今シーズンかつてミランの黄金時代を築いたコンビであるベルルスコーニ&ガッリアーニ氏の下、セリエAに初昇格したモンツァですが、5連敗スタートと悪夢のような開幕を迎える事となります。そして6節に同じ昇格組であるレッチェに引き分けに終わると、クラブはストロッパ監督を解任。後任にプリマヴェーラのチームを指導していたラッファエレ・パッラディーノ監督が就任することとなりました。
すると7節のユベントス戦で悲願のセリエA初勝利を金星で挙げると、その後3連勝と見事に持ち直します。W杯中断の前は連敗してしまうものの、年明けには3勝4分と無敗を続け順位もジャンプアップ。ユベントスにはシーズンダブルを達成し、25節終了時には11位に付ける大健闘を果たしています。
またこれまで得た勝ち点は32でセリエA残留の為に必要な勝ち点は例年40前後になることから、残留圏に向けても視界は良好で、場合によっては望外の欧州カップ出場権も狙える位置にいます。(7位との勝ち点は3です。)
②安定した守備組織の構築と攻守の要の台頭
その躍進の立役者はやはりパッラディーノ監督の手腕によるものが大きく、就任当初に2トップから3トップに変更し、5-4-1のブロックからのミドルプレスでボールを奪取してからのカウンターを徹底。
シーズン途中でラノッキアが怪我により引退。さらにパブロ・マリが市内で殺傷事件に巻き込まれ怪我を負う等トラブルもあったものの、安定した守備組織の構築に成功。
さらにアタランタからレンタルで獲得したペッシーナは序盤は怪我で出遅れるも、復帰後はシャドーの一角やセンターハーフの一角として躍動。強度の高い守備も見せており、今や攻守の要として活躍しています。
③魅力的な1,5列目
そして攻撃陣では魅力的な1,5列目のアタッカーが揃っており、技術の高さと献身性を備え昨シーズンヴェローナを牽引したカプラ―リ、そして内だけではなく縦突破も魅力的なチュリア、そして攻守においてのつなぎ役になっているペッシーナをぺターニャやギトケアーが生かす形はオーソドックスながら魅力的な布陣となっています。
所謂スコアラーがいないのは気がかりですが、ウイングバックのカルロス・アウグストも機能的に絡む攻撃はどこでも得点できる強みがあり、いかにブレイクする選手を生み出せ得点を量産させるかが上位進出のカギとなってくるでしょう。
パッラディーノ監督の下瞬く間に上位を脅かす組織力を身に着けたモンツァ。今後の戦いぶりも注目していきたいです。
では
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