今回は2022年阪神タイガーズの矢野燿大監督について書いていきたいと思います。
今シーズンの成績
68勝 71敗 4分 489得点 428失点 3位
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①異例の退任発表と開幕からの連敗
球団は開幕前に大きな話題を集めることとなりました。矢野監督がシーズン前に2022シーズン限りの退任を発表、この異例となる退任発表は賛否両論が巻き起こるもののオープン戦では2位に位置する等、守護神が固まっていなかったこと以外はある程度希望の持てる内容となりました。
しかしシーズンが始まると悪夢のような開幕逆転負けから始まり、その後開幕9連敗を記録。さらに多くのワースト記録を作る等散々な序盤戦となりました。
そしてその矛先は当然監督に向けられ、前述した退任発表や開幕前に行われた予祝等様々な話題を持ち出しにされ原因を追究されます。
ただ正直な所
・青柳、伊藤将投手のコロナによる離脱
・1試合で崩れた勝利の方程式の再構築
・主力選手の不振
・失敗続きで消極的になった走塁意識
等複数の要因が重なったことであり、実際交流戦に入ってからは本来の力を発揮し始め見事にV字回復を果たすことになります。
②限界を見せた選手任せの戦略
ただ上昇気流に乗ったと思われた所で主力野手が次々と離脱。再び失速することになり、ある程度見えていたクライマックスシリーズ進出も危うくなります。
最終的に地力を見せ3位に滑り込むもヤクルト相手には力の差を見せつけられ敗退。監督最終年を終えることとなります。
そこで目立ったのは限界を見せた選手任せの戦略。打順だけではなく頑なに変えなかった外野手の運用方法(調子が良くても代打から起用する。)や状況に合わせた指示が出来なかった事がシーズンを通して見られ、特に相手から1点を奪う戦略に欠けていたことが露呈しました。
正直離脱により選択肢が限られていた時期は仕方が無いものの、他では十分運用出来る戦力は揃えただけに残念な所で、4年間改善が見られなかった守備を含めて満足がいくシーズンだったとは言えませんでした。
③我慢強い起用が身を結ぶことに
しかし功績も多くあり、特に近本、佐藤輝、大山選手、そして青柳投手の我慢強い起用は後々身を結ぶことになります。
いずれも長期の不振や課題が多かった選手で、戦力としても大丈夫?と思われた部分もありましたが、矢野監督は我慢強く起用。結果的に近本選手や青柳投手は球界を代表する選手になり、大山選手は今や阪神の顔、また佐藤輝選手は新人記録を次々と更新する等将来日本を代表する打者になれるような可能性を見せています。
正直不振の選手の起用は他選手の成長の妨げともなり得るので(実際今シーズンの糸原選手の起用法には疑問符が多く出ました。)余り推奨は出来ませんが、過去鳥谷選手や他球団では村上選手、岡本選手など我慢強く起用される事(=信頼される事)で特大の才能を開花させるパターンは数多くあります。
ただそれに値する選手であるのが絶対条件になり見極めは必要ですが、選手を信じ続け起用する決断は中々出来るものでは無く、矢野監督でなければ埋もれていた可能性は十分にあったと思います。
選手任せな所は見られたものの、ドラフトの成功とその起用法でこれまで鳥谷選手以外いなかったリーグを代表する生え抜き選手を生み出してくれた矢野監督。今はゆっくりと体を休め再び野球に関する仕事に携わってくれることを願っています。
本当に4年間もの間お疲れさまでした。
では
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