今回は過去のW杯での記録、そして記憶に残ったチームを書いていきます。
2回目は「1998 クロアチア代表」です。
主な選手&布陣
①ヨーロッパのセレソン
クロアチア代表は1990年のW杯直後に編成されるものの、1992年ユーロ、1994年W杯の予選は不参加になる等、国際チームとして認められなかった時期が続きました。
しかし独立して初の大舞台となるユーロ1996ではイタリアを抑えて予選を1位で突破。本選でも前回王者のデンマークを破りベスト8に進出。トーナメント1回戦ではドイツに敗北したものの、その技術のパスワークを生かした戦いぶりは「ヨーロッパのセレソン」と評されました。
またヤルニ(ベティス)、プロシネツキ(バルセロナ)、シュケル(セビージャ)、ボバン(ACミラン)、ボクシッチ(ラツィオ)等トップクラブでプレーしている選手が多数おり、1998年当時彼らはキャリアの絶頂期に差し掛かろうとしていました。
しかし欧州予選では厳しい戦いを強いられ、最終節を前にしてプレーオフ進出すら他力本願な状況でしたが、ギリシャの躓きもあり見事プレーオフ進出。プレーオフではウクライナを下しW杯初出場を決めました。
ただ予選の戦いぶりは決して順調では無く、さらに本大会前にボクシッチが怪我で離脱しており、下馬評は決して高くはありませんでした。
②堅守速攻で躍動
そんな中ブラジェヴィッチ監督は超攻撃的とも言える布陣を守備的な布陣に変更。カウンターに特化したチームを作り上げました。
すると、ボバン、アサノビッチ、プロシネツキが担う中盤のトリオの創造性、そしてヤルニのオーバーラップを生かした速攻が機能。そしてその仕上げ役として輝いたのは背番号9を背負ったシュケルでした。
グループリーグ初戦のジャマイカ戦、日本戦でゴールを決め決勝トーナメント進出に貢献すると、決勝トーナメントのルーマニア戦では決勝点となるPKを決めます。
そしてエースの躍動に引っ張られるようにチームも勢いを付けていくと、準々決勝では2年前のユーロで辛酸を舐めたドイツ相手に3-0の快勝。相手に退場者が出たことも大きかったですがその戦い方ぶりは見事なものでした。
準決勝の相手は開催国フランス。その戦いと勢いを考えると決勝進出も夢ではない状況となっていました。
③母国に歓喜と誇りをもたらす
そして迎えた準決勝、チームは後半開始早々エースのシュケル飛び出しからのゴールで見事先制点を挙げますが、その直後にテュラムに同点ゴール、さらに再びテュラムにゴールを許し逆転負け。
初出場初優勝の夢は潰えるものの、3位決定戦となったオランダ戦ではブランを退場に追い込んだビリッチへのブーイングを跳ね返し、プロシネツキ、シュケルのゴールで見事勝利。W杯初出場で3位に輝き、大会で6得点を挙げたシュケルは得点王に輝き一躍時の人に。母国に歓喜と誇りをもたらしました。
その後チームは黄金世代と言われた彼らの離脱で再び低迷期に陥るも、彼らの活躍を目にして憧れたであろう後輩達が、その20年後再びW杯の大舞台で輝くこととなります。
では
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