今回は阪神からの退団が決定したチェン・ウェイン投手について書いていきたいと思います。
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①久しぶりの勝利を挙げるも1軍登板は2試合のみ
2021年をローテーション候補として大きな期待が寄せられたものの、直前の大乱調もあり開幕は2軍でスタートすることに。
それでもその後は順調な調整を見せ4月29日に1軍復帰し、同日の中日戦では6回1失点の好投で3497日ぶりのNPBでの勝利を挙げ、上々のスタートを切ります。しかし次の登板のDeNA戦では3回途中で4失点でノックアウトされると、枠の関係もありロハス選手と入れ替わりで再び2軍での調整を余儀なくされます。
2軍では6月まで登板はなくスロースタートの調整となりましたが、6月20日のファーム巨人戦で肩の異変を訴え緊急降板。その後はリハビリにより実戦登板は無く、同年での復帰は絶望的に。結局1軍では2試合の登板に終わり失望を残して1年目を終えました。
②チーム戦力の構想外に
そして迎えた2022年も2軍スタートで試合でも登板していましたが、成績はそれほど圧倒的なものではなく、現状の投手陣の充実ぶり(先発ローテが埋まっている&2軍で待機している選手もいる)と外国人枠の関係(投手はガンケル、ウィルカーソン、アルカンタラorケラーで埋まっている)で1軍には上がれず、チーム戦力の構想外になりシーズン途中の6月21日に退団することが発表。
メジャー帰り&実績抜群ということで2億円1000万円という年俸で契約したにも関わらず、1軍登板は2試合登板のみ。財政上では大失敗だったと言えます。
③貢献は少ないものの
ただピッチ上の貢献は少ないものの練習では若手の相談に良く乗っていたり、自身の経験を伝えていたり等面倒見の良い所を見せていたようで、日本球界、メジャーどちらでも実績を持っている外国人籍の選手(しかも左腕)である彼の助言のお陰で覚醒する投手が今後出てくるのかも知れません。
現状は母国台湾を含め、様々な移籍先を探しているようです。
阪神では怪我もあり殆ど活躍出来なかったチェン投手。彼の次の移籍先での成功を願っています。
では
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