今回は2021年阪神タイガーズのジェフリー・マルテ選手について書いていきたいと思います。
今シーズンの成績
128試合 .258 22本 71点 0盗 出塁率.367 OPS.818 四死球78 三振72
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①抜群の選球眼と効果的な一発を武器に
前シーズンは怪我によりあまり戦力になれず今シーズンはある意味「保険」の意味合いがあった残留でしたが、ロハス選手の出遅れにより開幕からレギュラーを掴み取ると、日本球界の慣れもあり抜群の選球眼と効果的な一発を武器に大活躍を果たします。
特に前半戦で出塁率が4割を超える等選球眼の良さが目立ち、四球を選べることによって大山、サンズ、佐藤輝選手の長打力を生かすことが出来ており、3番打者としてチームに無くてはならない存在となりました。
またオールスターにも出場。敢闘選手賞を受賞する活躍を見せ最高の形で前半を終えました。
②チームに足並みを揃えてしまった後半戦の不調
ただ後半戦にチームを離れ帰国を許可されるも帰国後の調整に時間がかかってしまうとサンズ。大山、佐藤輝選手が不振に陥りチームは一気に調子を崩し3位に転落してしまいます。
そして復帰後も自身で決めた試合もあったものの全体的にはチームに足並みを揃えてしまったような低調な出来に終始し、チームを再浮上させる切り札とはなり得ませんでした。ただ他選手の不振が深刻で自身にマークが集中する状況になったのは確かで、彼以外に上記の誰か一人でも復調していればここまで苦しむ事は無かったと思います。
しかし前半戦のインパクトや後半戦の奮闘ぶりを評価されたのか自身初のベストナインを受賞。来シーズンの残留も決まり、更なる活躍が期待されます。
③何よりも怪我をしない事
新シーズンではサンズ選手の退団により、2年目のロハス選手と共に中軸を担ってくれることを期待しています。走塁面ではやや問題はありますがその出塁率や長打力は魅力で、3番、そして主力の調子次第では4番を担うことになるでしょう。
しかし何よりも怪我をしないことが先決で、慢性的な足の怪我で19年、20年と重要な時期に欠場しています。今シーズンは目立った怪我が無く1年を過ごしましたが、来シーズン怪我をしないとも限らないので(特に中断期間が無いので)代役を常に考える必要性はあるでしょう。
1年間フルに活躍し幾度となく決定的な仕事を果たしたマルテ選手。来シーズンはさらに進化した姿を期待しています。
では
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