今回は主要欧州リーグの2021~2022シーズン序盤のインパクトチームについて書いていきたいと思います。
順位はもちろんのこと、戦術、内容でインパクトを残したチーム中心で書いていきます。
2回目は「ナポリ」です。
主な布陣&選手
①スパレッティ監督の「反撃」
スパレッティ監督と言えば2000年代中盤でローマを指揮した際にトッティを最前線にコンバートし司令塔として機能させる「0トップ」を採用し、イタリアで最も美しいサッカーとして国内だけではなく欧州を席巻しました。
その後ゼニトとローマ(二期)、インテルを指揮しましたが、ローマ(二期目)ではトッティと対立するもチームを2シーズン連続でチャンピオンズリーグ出場権をもたらし、インテルでも久しぶりのチャンピオンズリーグ出場権をもたらしました。しかしそのスタイルはイメージと違い守備を重視し細かい修正を売りとするするもので(アンチェロッティ監督もその節があります。)、攻撃メカニズムの言語化が当たり前になった近年のサッカーでは「時代遅れ」とすら評されました。
そんな中今シーズンナポリの監督に就任。絶好の「反撃」のチャンスを与えられることとになります。
②監督の修正力とエースの活用法
そしてナポリは開幕から快進撃を続け開幕から7連勝を果たし、当時不調だったとは言えユベントスも撃破する等、見事なスタートダッシュをきります。
その理由は「監督の修正力とエースの活用法」であると思われます。
スパレッティ監督は修正力に長けた監督で(前述した0トップも怪我人続出でFWの選手がいなくなった時に採用されたものです。)チームの弱点を埋め相手の弱点を浮き彫りにするのが上手い監督です。これまでガットゥーゾ監督の元質の高いサッカーをしていたナポリですがいい試合をしながらも勝ち切れない試合が続き、昨シーズンは寸前でチャンピオンズリーグ出場権を逃していました。
しかしスパレッティ監督の修正力と元あるタレント力、組織力で非常に負けにくいチームに変貌。ジェノア戦の勝ち越しゴールやユベントス戦での逆転劇など勝ち点3を「奪う」戦い方を見せています。
またエースオシムヘンの活用法も注目されます。昨シーズンは怪我や体調不良での離脱が目立ちながら二桁得点を挙げた大器は、サイドや中盤に降りた所でボールをキープしつつ捌きながら爆発的なスプリントで前線に侵入するプレーを確立し、自身も4ゴールを記録。今や攻撃陣になくてはならない存在となっています。
③替えの効かないセンターライン
しかしそのオシムヘン、判断力に長けた中盤の軸であるフェビアン・ルイス、守備の中心であるクリバリは代役不在で、離脱となるとかなり苦しくなると予想されます。
特にファビアン・ルイスはビルドアップの軸で攻守におけるコントロールタワーである為、仮に離脱となるとサッカー自体を変えなくてはならないと思われるので、欠場時やコンディション不良になると真の意味でのスパレッティ監督の修正力が試されることになりそうです。
またやはり気になるのはアウレリオ・デ・ラウレンティス会長の存在で、調子が落ちた際にどこまでこのアクの強い会長を言いなだめられるかも注目な所です。
今の時点でスクデットは時期尚早ですが、質の高いフットボールを展開しているナポリ。ライバルは多いものの「本命不在」のセリエAにおいて驚きを与えてもおかしくないチームに変貌しており、これからの戦いも楽しみです。
では
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