今回は東京五輪野球決勝トーナメントvsアメリカ戦について書いていきます。
日本 7-6 アメリカ
①同点で中盤へ
日本の先発は満を持しての登板となった田中投手。パートナーは強化試合で組んだ梅野選手となりましたが初回、オースティン選手にツーベース打たれピンチになりましたが次打者を三振に取り何とか切り抜けます。2回にも1アウト1,3塁のピンチを迎えますがダブルプレーで抑える等好調とはいかないながらも躱す投球で0点で抑えます。
すると3回坂本選手のツーベースを皮切りに吉田選手のタイムリーで待望の先制点、さらに連続四球からの柳田選手のタイムリー内野安打で2点を先取し、アメリカ先発バズ投手を降板させます。
しかし4回田中投手が四球でランナーを出すとタイムリーツーベースで失点、さらに死球からのタイムリーで同点に追いつかれるとアレン選手に逆転タイムリーを浴び田中投手はまさかのノックアウト。しかし続く岩崎投手がしっかりシャットアウトし1点差で反撃を待ちます。するとその裏またもや四球からチャンスを作ると、坂本選手のツーベースで再び同点に追いつき中盤に差し掛かります。
②劇的な形で準決勝に
しかし5回に青柳投手が連続ヒットを浴びるとカサス選手に痛恨の3ランを浴び、3点差にされます。追いつきたい打線も苦しむ4番鈴木選手が本塁打、菊池選手の内野安打で1点差まで追いつきますが梅野選手がチャンスで凡退、8回には坂本選手がチャンスで凡退とあと一本が出ずに9回を迎えます。
ただそこで日本は驚異的な粘りを見せます。鈴木選手が四球で塁に出ると、浅村選手が技ありのヒットで1,3塁のチャンスを作ると、柳田選手の高いバウンドのゴロの間についに同点に追いつきます。
そして試合はタイブレークに入り、日本は栗林投手が素晴らしい投球で0に抑えると、その裏栗原選手が最高のバントを決め、最後は甲斐選手。外野の頭を超える打球を放ち見事サヨナラ。日本が劇的な形で準決勝に進むことになりました。
③ソフトバンク勢の「勝負強さ」
この試合は何よりソフトバンク勢の「勝負強さ」が目立ちました。柳田選手が9回に同点に追いつくゴロ、タイブレークでは凄まじいプレッシャーの中栗原選手が見事バントを決めました。そして止めは甲斐選手。この日2回を5三振で乗り切った千賀投手も含め流石の活躍を見せました。
反面田中投手は苦しい投球で、今の調子では任せられることは出来ないと思います。また青柳投手は明らかにボールがあっておらず(強化試合からも指摘されていましたが)、今後は登板は控えた方が良さそうです。
一発トーナメントにおいて今後は調子の良し悪しを見極めて「使わない勇気」も必要になってきますので稲葉監督の判断に注目されます。
そんな中鈴木選手に待望の1発が出たのは大きく、準決勝以降に希望が持てます。
準決勝は何かと因縁がある韓国戦。ハートは熱く頭はクールに戦って欲しいです。
では
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