負けても2点差以上離さなければグループリーグ突破が決まる1戦。決勝トーナメントの組み合わせを考えると1位通過が望ましいので勝っていきたい所です。
ということで先日行われたU-24日本vsU-24フランスの感想です。
日本の布陣&結果
①流れを変えたのはやはり
日本は富安が復帰し左サイドに旗手を起用した守備時4-4-2の4-2-3-1、一方フランスは守備時4-1-4-1の4-3-3を採用していました。
前半日本は序盤のフランスの猛攻を凌ぐと次第にゲームをコントロールしていきます。2センターバック+アンカーが参加するフランスのビルドアップを2トップがコースを限定することによってハイプレスが機能。特に久保の守備は他選手も連動しやすいクレバーなものでした。そのせいでフランスはボールを前に持っていくことが出来ず次第にラインを下げていきます。しかし日本も中央を固められているためサイド経由の攻撃から入らざるを得なず試合は膠着状態に陥るかと思いました。
しかしその流れを変えたのはやはり久保でした。自身のパスから放った上田のシュートのこぼれ球を左足で流し込み先制。
さらに勢いに乗った日本は酒井が再び上田のシュートのこぼれ球を押し込み2点のリードを奪います。しかし前半終盤フランスは1トップのジニャクに連動して2トップ気味に守る迎撃守備を取ってきて、日本はビルドアップに苦しみ事になり後半に向けての修正が必要になってきそうです。
②3連勝で決勝トーナメント進出
後半日本は久保に代えて三好を投入しますが、キーマンの交代で前半機能していた守備が乱れていきます。それでも相手の拙いビルドアップと日本の質の高い守備でスコアに変化は起こらないでいると、三好がカットインから左足を振り抜き追加点、フランスに退場者が出たこともあり、さらに終了直前には前田がダメ押しの追加点を挙げて試合終了。日本が3連勝で決勝トーナメント進出を決めました。
③4戦連発にも期待したい
日本は流石の勝利を挙げたと言えます。連携が拙いフランスの守備をショートカウンターと個で崩し、盤石とも言える守備陣で守り切りました。特に不安材料であった左サイドバックを中山が卒なくこなせ、持ち前の対人守備の良さを出せることが出来て来たのは非常に大きいと思います。しかし酒井が累積警告で次節出場停止。非常に痛い所ですが代役の橋岡の奮闘に期待するしかありません。
これでグループリーグを3戦全勝で突破。メキシコ、フランスが日本の弱点を炙り出すような戦いをしなかったのは意外でしたが、個の力を考えると妥当であると言えます。
次の相手はニュージーランド。日本が崩しきれない5バックの守備&セットプレー時に脅威になるウッドの存在は気になる所ですが、個の力は明確な差がある為普通に戦えば負けない相手ではあります。しかしそこはサッカー、残酷な敗北もあり得るので後に響くつまらないミスだけはしないで欲しい所です。
久保の4戦連発にも期待したいですね。
では
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