今回はマンチェスターシティ所属のラヒーム・スターリング選手について書いていきたいと思います。
経歴
スターリング選手はQPRでキャリアをスタートさせ、2010年にリヴァプールに入団しました。その後2012年に17歳と101日というクラブ史上最年少のデビューを果たすと、2013-2014シーズンにはトップ下のポジションにレギュラーとして定着。スアレス、スターリッジと抜群の連携を見せ、SSSトリオと呼ばれたユニットはプレミアリーグを席巻しました。しかしそのシーズンでスアレスはバルセロナに移籍、スターリッジも翌シーズンは相次ぐ怪我で満足に稼働できないとチームは低迷。
スターリング選手も契約延長が進まずチームは6位に終わると、翌シーズンには当時優勝を争うマンチェスターシティに4900万£で移籍することが発表されました。ユースチーム出身で、ジェラードが退団し新たなアイコンになるであろう選手の退団はファンの怒りを買い、警察が出動する程の騒動になってしまいました。
そういった中でもスターリング選手はシティでもレギュラークラスとして活躍しますが、転機が訪れたのは2016年のグアルディオラ監督就任です。
それまでポテンシャルは高いながら粗削りなイメージがあったスターリング選手ですが、グアルディオラ監督の元ポジショニングやオフザボールを磨かれより完成度の高いアタッカーに成長。2019年にはFWA年間最優秀選手賞を獲得する等プレミアを代表する選手になります。
今シーズンは不調でレギュラーを幾度となく外されながらも二桁得点を挙げチームの優勝に貢献すると、その後のユーロ2020では試合ごとにパフォーマンスを上げ3得点を記録する等大活躍。チームの決勝進出に大きく貢献します。
①抜群のスプリント力とドリブル技術
スターリング選手の特長は「抜群のスプリント力とドリブル技術」です。抜群のプリント力を持ち瞬間の加速力は世界屈指と言えます。特にボールを持ってからの第一歩が非常に速く、相手DFは動きを読んで動かないと一瞬で置き去りにされてしまいます。
またドリブル技術も非常に高く、細かいステップと重心の低いドリブルで相手を幻惑。縦に抜けるドリブルや中央を切り裂くドリブルどちらも行うことが出来る稀有な存在です。
また守備にも精力的で、シティ、代表共にサイドの守備を献身的に行います。また連動した守備もお手の物で、戦術的にも機能する選手です。
②磨かれるサッカーIQとポジショニング
リヴァプールやシティ初期ではドリブルは素晴らしいもののポジショニングが悪く、勿体ないシーンが目立ちましたがグアルディオラ監督就任後に劇的なプレーの質の向上が見られました。
滅多になかった裏抜けの意識の向上、ライン間での動き出しの質、フィニッシュへの飛び出しなどオフザボールの技術が磨かれ、これまで10ゴール前後だった得点が倍以上に増えゴールゲッターとしての才能が開花したと言えます。
しかし1トップ(0トップ)起用は現状あまり上手くいっておらず(動きが良く分かっていない印象があります)、今後の課題となっています。
③イングランドを頂点に
イングランド代表では2012年に初選出&初出場を果たしましたが本格的に招集されたのは2014年W杯でした。その後もコンスタントに招集され、ユーロ2016、2018年W杯にも出場しましたが代表ではクラブで見せていた決定力を発揮出来ずここまで16ゴール(61試合)に留まっています。特に2018年W杯では悉く決定機を外してしまいノーゴールに終わり、批判の対象になってしまいました。
それでも2019年以降では毎試合のように決定的な働きを行いサウスゲイト監督の信頼を完全に勝ち取ると、ユーロ2020ではレギュラーシーズンの不調にも関わらずレギュラーに抜擢されます。それでもクロアチア、チェコ戦で決勝ゴールを決め、ドイツ戦でも決勝点となる先制ゴールを決め、イングランドの初の決勝進出に大きく貢献しています。
これまでその行動や言動ですっかりダーティー役となっていたスターリング選手ですが、今やイングランドを頂点に導くキープレイヤーとなっています。
決勝ではどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか楽しみです。
では
サッカースターズ マンチェスターシティ 19-20 スターリング フィギュア【サッカー/ミニチュアーズ/SOCCERSTARZ/Manchester City/Sterling】
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