今回はインテルのコンテ監督の退任とインザーギ監督招聘について書いていきます。
①優勝したものの
昨シーズンからその兆候は見え始めていました。昨シーズンオフにコンテ監督は2位でシーズンを終えた後にサポート不足に不満を爆発させ退任を仄めかしていました。結局しっかりとした補強と話し合いを行い留任することは決まったものの火種はくすぶり続けていたと思います。
そんな中中国政府が企業の国外への資産持ち出しに制限をかけたことで、親会社のい蘇寧グループの経営状況が悪化、インテルに欠ける予算も制限がかかるようになります。コンテ監督はそれでもチームに動揺が走らないようにマネジメントし、チームを見事にスクデット獲得に導きました。ただシーズン終了後、インテルの経営状況が明るみになると、継続的なチーム作りを望んだコンテ監督は裏切りと感じたようで、退任する運びとなりました。
優勝したものの退任することになったコンテ監督、もう少し見たかったのが本音で残念な所です。
②不可解な退任
そしてクラブは後任を探すこととなりましたがそこで不可解な退任が行われます。シモーネ・インザーギ監督、ラツィオで5年指揮を執り着実にチームを強化した指揮官は、今シーズン終了後新たに3年契約を締結されることが濃厚とされましたが、一転オファーを受け入れず退任の運びとなっていました。
その突如の心変わりは「指揮官の心変わりを尊重する」という名前が記されていない異例の声明を発表することになり、ラツィオのロティート会長も怒りの声を挙げていました。ただそのタイミングの合致などもあり、裏でインテルの誘いがあったことは間違いなく、実際6月3日にインテルの新指揮官就任が決定しました。
契約期間は2年間となっています。
③「茨の道」
ただ肝心のインザーギ監督はインテルにフィットするのかという事ですが、正直かなり期待が持てます。
インザーギ監督はラツィオ時代に3-5-2を採用しており、インテルも同様のシステムを使っているので選手の適応はさほど問題は無さそうです。また選手のキャラも正に3バック向けなので細かな微調整ですんなりチームは機能させられると思います。
ただチャンピオンズリーグ上位進出となると話は別です。インザーギ監督は攻撃のバリエーションを増やすことが得意では無く、ビルドアップの型もコンテ監督程豊富に持ち合わせていません。その為監督のアップデートが無ければ欧州でも相当苦労することが予想されます。
また国内リーグでもユベントスにアッレグリ監督が帰還したことで、選手の質的にも差があり、それを使いこなす名将の就任で国内連覇も非常に厳しいことが予想されます。更に財政状況から倹約することで大掛かりな補強は期待出来ず、ミラン、アタランタ、ローマなどライバルチームが着実に戦力を増していくことを考えればチャンピオンズリーグ出場権内に入れば成功とも言えるでしょう。
念願のビッグクラブ就任もインザーギ監督には「茨の道」が待っていそうです。
では
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