きちのうすめ雑記

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夢の劇場での暴動~サポーターを無視し「続けた」行為の代償~【サッカー】

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今回はマンチェスターユナイテッドファンのサポーター抗議について書いていきたいと思います。

 

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Getty Images

①決して擁護されるようなものではない

現地5月2日にマンチェスターユナイテッドの本拠地オールドトラフォードにファンが押し寄せ暴動が発生。発煙筒や横断幕が掲げられ負傷者も出る程の騒ぎになりました。

その影響でユナイテッドvsリヴァプールの試合が延期、場合によっては制裁措置もありそうです。(勝ち点没収や無条件での敗北)

初めに書いておきますが、暴動はファンの起こす行動としては不適切なもので決して擁護されるようなものではありません。しかし背景を見るとそう起こってしまう「火種」を着々と抱えてしまっていたことがわかります。

 

②借金と成績不振

マンチェスターユナイテッドは世界中にファンを抱える名実共にビッグクラブと言えるサッカークラブです。しかし2005年にアメリカの実業家であるマルコム・グレイザー氏のクラブ買収で、ファンに不信感を抱かせることになります。

グレイザー氏は買収の際に多額の借り入れを行っており、クラブを担保に入れていました。更に2007年に金融危機サブプライム住宅ローン危機)が起こり資金繰りが悪化するとクラブは多額の負債を抱えさせられることになります。

またグレイザー一家共々ユナイテッドを投資対象でしか見ていないとの見解が広まり、クラブを愛するファンの人たちの大きな反発を生んでしまいます。以前紹介したウッドワード氏もその一員で、その後要職に昇格しています。

kichitan.hatenablog.com

 

さらに輪をかけたのはファーガソン監督勇退後の成績不振です。買収当時のユナイテッドはファーガソン監督の元、プレミア、そしてチャンピオンズリーグで好成績を収めておりそれほど不満が目立つことはありませんでしたが、彼が勇退後チームの成績が下降。勝利方法を熟知しているファン・ハールモウリーニョ監督ですらチームをプレミアリーグの頂点に立つことは出来ませんでした。

しかし首脳陣はまるで「収益だけあげれば良い」とばかりに事業を展開、上記のウッドワード氏の補強下手もあり首脳陣に対する風当たりはより一層強まることとなります。

 

③サポーターを無視し「続けた」行為

そして決め手となったのは先日の欧州スーパーリーグ構想です。ユナイテッドは参加

を表明するだけではなく資金面の融通を利かせた(メインスポンサーのJPモルガン・チェースはウッドワード氏の古巣です。)ことで大反発を受けます。

結局早々に撤退することになりますが、そのサポーターを無視し「続けた」行為はついに燻り続けた火を遂に爆発させることとなり、今に至ります。

ライバルでもあるマンチェスターシティが自分たちのチームを差し置いて優勝に近づいていることも要因の一つであると言われています。

 

最初にも書いたように暴動は決して許されるものではありません。しかし欧州スーパーリーグ構想が頓挫したようにサッカーは決して「金儲けの手段」ではなく、「サポーターあってのもの」であることを改めて感じさせた出来事でした。処分も含め今後の展開も気になる所です。

 

では

  

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