今回はワールドカップ予選ヒストリーを書いていきたいと思います。
6回目は「2006年 スペイン代表」です。
主な選手&布陣
①目立つ勝負弱さ
当時のスペイン代表はどこかひ弱で勝負弱さが目立つ不安定なチームでした。
シャビ(バルセロナ)
ラウール(レアルマドリード)
など各ポジションに好タレントはいるものの、どこか噛み合わず引分やミスからの敗北で敗退している印象がありました。
2006年W杯の予選も勝利と引き分けを繰り返し、セルビア・モンテネグロ代表の後塵を拝しており、特に攻撃陣は強力なアタッカーを要しているにも関わらず得点力不足に陥りました。
②重傷者続出
そんな中チームはベルギーの追いすがりを振り切り、何とか2位でプレーオフに進出します。プレーオフの相手はスロバキア代表で下馬評は圧倒的優位であったものの、国内では不安な声が多く評価はあまり高くはありませんでした。
結果1戦目で大局を決め(5-1)、本大会進出を決定させますが次に待っていたのは重傷者の続出です。
ラウールが2005年1月に左ひざ十字じん帯の部分断裂と軟骨の損傷、12月にシャビが右ひざ前十字じん帯を損傷し出場が危惧されましたが無事にシーズン中に復帰します。しかしバレロンは左ひざじん帯を断裂し出場を断念。まるで呪われているように怪我人が続出します。
そういった不安の中本大会が幕を明けることになります。
③可能性を広げる本大会出場
本大会前では生きの良い若手選手や帰化選手の台頭があり、
セナ(ビジャレアル)
セスク(アーセナル)
等がメンバーに名を連ねることとなりました。またサイドアタック重視の戦術から当時世界最強であったバルセロナのボールポゼッション重視の戦いに切り替え、4-3-3や4-3-1-2の布陣を敷くことも多くなりました。
そしてワールドカップ本選ではウクライナ、チュニジア、サウジアラビアと比較的突破が容易なグループに配され、3戦全勝で決勝トーナメントに進出します。
ただラウンド16の相手は試合巧者のフランスで、成す術もなく敗退してしまいました。しかし本大会で採用した戦術や「脱ラウール化」は後々の黄金時代を作るきっかけになり、本選に進めたことが結果的にとてつもなく大きな出来事であったと思います。
2005~2006年に味わったこの苦しみや屈辱は、2008年~2012年まで続くスペインの黄金期の始まりを確かに予感させたものであったと思います。
では
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