今回は主要欧州リーグの2020~2021シーズン、前半戦振り返りと冬の移籍情報について書いていきたいと思います。
13回目は「チェルシー」です。
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①大型補強をするものの
オフシーズンに大型補強を敢行し新シーズンは「タイトルを獲ること」がノルマになっていった今シーズン、シーズン序盤はリヴァプールに敗北はするものの、その後は順調に勝利を重ねて上位に食い込んでおり順調な滑り出しでした。システムも4-2-3-1から4-3-3に変えて「個」を前面に出すサッカーで勝ち点を積み重ねました。
特にシュートストップに長け、数々のピンチを防いだエドゥアール・メンディ、右サイドからチャンスを次々と作り出したツィエクの加入と活躍は大きく、既存のマウント、ズマも触発されるように活躍しこのまま勢いに乗るかと思いました。
しかし暗雲が立ち込めたのはツィエクが負傷欠場したエバートン戦からです。チャンスメイカーを失いチームは迷走、6試合で僅か1勝しか出来ず(1勝1分4敗)一気に順位を落とすこととなりました。
ランパード監督も高額で取ってきたヴェルナー、ハヴァーツを上手く機能させられず共に微妙な結果に。特にハヴァーツはポジションをたらい回しにされ全く持ち味を利かすことが出来ませんでした。またビルドアップや崩しのバリエーションも少なく、突発的な個人技に頼ることに終始するなど戦術面の未熟さを露呈してしまう形となりました。
②ベテラン選手の起用法
そうなれば期待されるのが「ベテラン選手の起用法」です。その中でもアスピリクエタとジルーに注目されます。アスピリクエタは読みと連動性に優れ守備に安定感をもたらし、ジルーはポストプレーで攻撃に速さをもたらせる稀有な選手です。
昨シーズンも特に終盤戦で彼らの経験が生きてチャンピオンズリーグ出場権に滑り込めたので今シーズンもいつ「彼らの起用のタイムリミット」が解除されるかが注目です。
ただ現有戦力のリース・ジェームズ、エイブラハムも着実に成長しているので彼らの更なる奮起も期待していきたい所です。
③人員整理が最優先
冬の移籍ですがまずは「人員整理が最優先」だと思います。大型補強のあおりを受けて現状出番が殆ど無いリュディガー、トモリ、エメルソン、ギルモア、指揮官と対立したマルコス・アロンソは出場機会を求めての移籍が濃厚です。彼らの移籍先を早急に決めてあげるのがクラブの最優先事項でしょう。
獲得の噂はハーランド(ドルトムント)やアラバ(バイエルン)の獲得が噂されていますが必要性はなく実現性は低いと思われます。
まずは解任が囁かれるランパード監督の去就が注目されます。
では