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2020~2021シーズン 前半戦振り返りと冬の移籍情報 ユベントス~ピルロ監督の戦術~【サッカー】

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今回は主要欧州リーグの2020~2021シーズン、前半戦振り返りと冬の移籍情報について書いていきたいと思います。

 

3回目は「ユベントス」です。

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ピルロ監督の戦術

ここまで引き分けが多いもののセリエAでは無敗(12節終了時)、チャンピオンズリーグでは最終戦バルセロナ会心の勝利を挙げ首位突破と、ピルロ監督は初年度でまずまずの結果を残しています。

ピルロ監督は攻撃時3-4-3、守備時4-4-2の可変システムを主に採用していましたが、序盤はクアドラードを苦手な左サイドに置くなどやや迷走気味でした。

しかしモラタが好調、エースロナウドの復帰で軸が定まるとクアドラードキエーザ等のワイドで輝くサイドアタッカーの生かし方を解決させ、攻守共に安定したサッカーを展開することが出来ました。やや交代策に疑問があるとは言え昨年弄りつくしたチームを整理したピルロ監督は、本当に良くやっていると思います。

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その中心となっているのはダニーロとマッケニーの二人で、前者は左右のサイドどちらにも対応し攻守においてのバランスを取る役割、後者は切り替えの強度や推進力のあるプレーを見せています。また両者とも可変システムの肝となるトランジション時のポジショニングも秀逸で、チームには無くてはならない存在となっています。

 

②3人の共存

しかし近年のユベントスを支えている選手の出場機会激減が度々問題にされています。まず近未来のユベントスのシンボルとも言われいていたベルナルデスキです。トップ下やインサイドハーフを本職とする選手ですが、現陣容の立ち位置はウイングバックの控えと言う役割です。今シーズンは退団の噂もあり厳しい状況にあって、現在適応に奮闘している最中です。

そしてチームの現シンボルとも言われているディバラです。昨シーズンもエースロナウドとの共存が度々取り出され話題になっていましたが、今シーズンはピルロ監督がモラタ、ロナウドとの共存は難しいと公言してしまっており、3人を試合開始時では見られなくなっています。その為現状は、調子の良いモラタ、得点源であるロナウドの控えとなっており冬の移籍の可能性も出てきています。

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実際3人の同時起用は余りにも守備のリスクが高く、バランスを重視するピルロ監督のサッカーでは使いどころが無いです。ディバラ、モラタのどちらかが以前在籍していたマンジュキッチのように、サイドの守備を強度高く積極的に行い相手を生かすプレーをしない限り、3人の同時起用はないでしょう。

 

③大物復帰の可能性

イタリアで連日紙面を賑やかせているのはポグバ(マンチェスターユナイテッド)の復帰です。このスターの復帰はロナウドに変わるセリエAの巨大な広告塔となってくれるでしょう。しかし現陣容でポグバを使えるポジションは残念ながら少ないです。センターハーフでは守備のムラッ気が気になり、ウイング起用ではロナウド、ディバラと比べて得点力が物足りないです。フィットしそうなのはセンターフォワードですが、今季好調のモラタを押しのけてレギュラーに添える程の実力があると言えば、、、。

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ピルロ監督の立場であればあり得ないとは思いますが、近年見られるイメージ戦略を見据えたフロント主導の補強が成立すればチームは大きな混乱をきたしてしまうでしょう。

 

整理も含めていかに監督の要望に応じた補強が出来るかどうかが、10連覇のカギとなってくると思います。

 

では