きちのうすめ雑記

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2020~2021シーズン 上位定着を狙う新勢力 サッスオーロ~浸透するポゼッションスタイル~【サッカー】

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今回は主要欧州リーグの2020~2021シーズン、上位定着を狙う新勢力のチームについて書いていきたいと思います。

 

4回目は「サッスオーロ」です。

 

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Getty Images

①浸透するポゼッションスタイル

サッスオーロは所謂「中小クラブ」とは違うサッカーを展開しています。通常「守ってカウンター」がセオリーになるのですが、サッスオーロは珍しくポゼッションスタイルを取り入れています。

ボールを後方で素早く回しながら 相手中盤を揺さぶり、隙間が開いた所に縦パスを入れ個々の特性を生かしながらゴールを目指す。強豪でも中々使いにくいスタイルをサッスオーロは見事に体現しています。カウンターを受けやすい守備も、ラインを高く保ち個々がハイラインのプレスを可能としているためダメージは最小限に抑えられリスク管理も上手くいっていると言えます。

「イタリア版ペップ」と評され、ポゼッションスタイルを志向するデ・ゼルビ監督の戦術が見事浸透していると言えます。

 

②開花する才能

その中でも異彩を放つのはボランチのロカテッリ選手です。卓越したパスと広い視野でゲームを操る「レジスタ」でありながら、推進力や守備の強度を持ち合わせたミラン出身のMFはデ・ゼルビ監督の元、才能が開花します。イタリア代表にも定着しつつあり、今やチームの「心臓」となり無くてはならない存在へとなっています。

またビッグクラブに入れるまでには至らないものの一芸に秀でたり、バランスが取れている選手も上手く活用出来ています。前者はカプートやボガ、後者はマキシム・ロペス、ジュリチッチなどが当てはまり、個々の才能が本当に上手く融合されておりバランスの取れたチームになっています。

 

③やはりキーマンはこの男

しかしサッスオーロの中心はやはりベラルディ選手でしょう。2012年のデビューからサッスオーロ一筋でプレーしているレフティーはチームの浮沈を握る存在です。(ユベントスとの共同保有となっています。)

好不調の波が激しく不用意なカードを貰う等、精神面が課題ですが近年は随分と落ち着いておりチームリーダーとしての自覚も持ちつつあります。今シーズンも自慢の左足で右サイドからのチャンスメイク、得点と大活躍しています。

ベラルディ選手の活躍、サッスオーロ躍進のカギとなってくるでしょう。

 

魅力的なスタイルを標榜して、各選手がその才能を持て余すことなく表現出来ているサッスオーロ。今シーズンも楽しませてくれそうです。

 

では