爆発的な得点力で今シーズン未だ無敗と躍進しているサッスオーロが、セリエA屈指の攻撃陣を要するインテルをホームで迎えた1戦です。
両チームのスタメン
GK:コンシーリ
DF:トリアン、キリケシュ、フェラーリ、ロジェリオ
MF:マキシム・ロペス、ロカテッリ、ジュリチッチ
FW:ベラルディ、ラスパドーリ、ボガ
DF:シュクリニアル、デ・フライ、バストーニ
MF:ダルミアン、ビダル、バレッラ、ガリアルディーニ、ペリシッチ
FW:ラウタロ・マルティネス、アレクシス・サンチェス
アレクシス・サンチェス(前4)OG(前14)ガリアルディーニ(後15)
①いきなり2点のビハインド
サッスオーロはカプートが怪我で離脱、攻撃時4-3-3、守備時4-1-4-1を採用して来ました。対するインテルは守備時5-3-2で、サイドバック裏をカウンターで狙う形を採用しました。
試合はいきなり動きます。インテルのハイプレスに苦しんだサッスオーロのパスミスからアレクシス・サンチェスが決め先制、更にコーナーキックからのリフレクションがそのままゴールに入ってしまい追加点。サッスオーロはいきなり2点のビハインドを背負います。
反撃に出たいサッスオーロはインテルの2トップにパスコースを切られていたロカテッリをセンターバックに落としてビルドアップの安定を図ると、ジュチッチのスペースへの飛び込み、ボガのドリブルでチャンスを作ろうとしますがインテルの5バックの前に沈黙。前半を終えます。
②今シーズン初の黒星
後半サッスオーロが攻勢に出ますが、左サイドのロジェリオ、ボガがお互いスペースを潰し合う等、攻撃が停滞します。すると攻めあがったダルミアンのパスからガリアルディーニが追加点、決定的な3点目を決めます。
サッスオーロはトラオレ、スキアッパカッセを投入しますがインテルの守備を終ぞ崩すことが出来ず敗戦。今シーズン初の黒星を喫することとなりました。対するインテルは暫定2位に浮上。週明けのチャンピオンズリーグに向けて弾みを付けました。
③最初の15分が全て
サッスオーロにとっては最初の15分が全てでした。嵌められた時のビルドアップを上手く機能させれなかったのが非常に大きいです。恐らく最初の失点は想定外のことでありあたふたしてしまった感があります。これからはいかにしっかり対応出来るかが対上位陣ではカギになりそうです。
対するインテルにとっては会心の勝利となりました。チャンピオンズリーグでショッキングな敗戦を喫していた中での試合、しかも相手はここまで無敗という状況での勝利は選手たちに大きな自信を与えることになると思います。
差は付いたものの共に上位にふさわしいサッカーを披露した両チーム。これからも注目していきたいです。
では