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マルセロ~破格の攻撃性能~【特集】

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今回はレアルマドリード所属のマルセロ選手について書いていきたいと思います。

 

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Getty Images

経歴

マルセロ(マルセロ・ヴィエイラ・ダ・シウヴァ・ジュニオル)選手は2005年にブラジルのフルミネンセでトップチームデビューを果たしました。その後わずか1年足らずでビッグクラブから注目の的に、セビージャとは個人合意に達していたものの本人の意向でレアルマドリードに移籍。当時マドリーの左サイドバックに君臨していたロベルト・カルロスの後継者として迎えられました。

しかし暫くは守備面での不安が強く、サイドハーフ、ウイングで起用されるなど出場機会は多いものの、ポジションが安定しませんでした。しかし2010年モウリーニョ監督が就任すると課題の守備力が劇的に向上、持ち前の攻撃力はそのままにチームの左サイドをロナウドと共に牛耳り、世界最高の左サイドバックの評価を得ます。

そしてジダン監督の絶大な信頼を得て、チャンピオンズリーグ3連覇を果たします。32歳になった今でも同クラブの中心選手として出場、ムードメイカーやリーダーシップも含めてチームに無くてはならない存在になっています。

 

①破格の攻撃性能

マルセロ選手の特長は「破格の攻撃性能」です。

技術が非常に高くフットサル的なテクニックを得意としており、足裏や股抜きなどフェイントをかけたドリブルや、ヒールやアウトサイドを使ったアイデア溢れるパスで攻撃を彩ります。

コンビネーションも素晴らしく、ワンツーからの崩しやタイミングがいいインナーラップなどを使い相手を幻惑します。特にクリスティアーノ・ロナウドとの連携は抜群で、彼の得点量産はマルセロ選手によるものも大きかったと思います。

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その攻撃性能はもはやサイドバックの域を超えており、「第3のウイング」としてレアルマドリードの攻撃を支えています。

 

②守備の軽さ

反面守備は明確な課題です。モウリーニョ監督時に守備の切り替え、守備意識が変わり劇的に改善されたものの、それでも裏を取られやすく、1対1でもあっさり躱される場面が散見されました。カバーリング意識も低く守備者としては不安があります。

しかしその分有り余る攻撃性を持ち合わせ、セルヒオ・ラモスも的確なカバーリングと異常なほどの守備範囲もありカバー出来ていました。

ただ近年は年齢を重ね、セルヒオ・ラモスのスピードに陰りが見え、守備範囲に無理が効かなくなると、余計に守備力不足が目立ってしまってる状況になっています。

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③強力なライバルと敗北の代名詞

現在強力なライバルの加入でマルセロ選手の立場が危うくなっています。

2019年に加入したフェラン・メンディです。トータルバランスに優れている彼の加入は、攻撃性やボール技術は上回っているものの、推進力、守備の切り替え・強度は分が悪いマルセロ選手にとっては良くも悪くも刺激になっています。

今までの実績もありジダン監督は重要な試合でマルセロ選手を起用していますが所々でやはり守備の弱さを露呈、今や「敗北の代名詞」とも呼ばれています。

 

今や苦しい立場に置かれているマルセロ選手。しかし何度も逆境を味わいそれを乗り越えた彼ならば持ち前の技術と攻撃力で現状を突破出来るかもしれません。

レアルマドリードの左サイドバックも合わせて、今後も注目していきたい所です。

 

では