きちのうすめ雑記

きちが好きなことについてうすく書いていきます。

VARの是非~これからの進化に期待~【サッカー】

※当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

今回は現在度々議論されている「VAR(ビデオアシスタントレフリー)」について書いていきたいと思います。

 

f:id:kichitan:20201113124317j:plain

Getty Images

①良いと思った点~反則・PKの判断~

良いと思ったのは反則・PKの判断です。

時にサッカーでは審判を騙そうとする行為が見受けられます。特に故意にPKを貰おうとする「ダイブ」相手を故意に傷つける行為「マランダラージ」は勝敗に直結する為、改めて判断する機会を設けるのは良いことであると思います。ロシアW杯時、ネイマール選手のPKが取り消されたことが記憶に新しいです。

またレッドカードでの退場行為など悪質なファウルの抑制になるのも大きいです。それによる怪我防止、タックルの質の向上などにも期待したいです。また審判の死角で小突く、ユニフォームを引っ張るなどの汚い行為が減るのも良いことであると思います。

あまりそういうのを見て、子供たちが「このような選手になりたい」とは思えませんしね。

 

②納得できない点~オフサイドの基準~

ただ納得できないのは「オフサイドの基準」です。特にプレミアリーグで議論が起こっており、正直納得できない所が大きいです。最近話題になっていたのはリーズのバンフォード選手のオフサイド判定で、なんと対象が「前方のスペースを指した時の腕」になっており、プレーに関わらない部分であるので少し厳しすぎる部分があります。

肩や足などプレーに直結する部分は致し方ないものの、腕は余りにも非情すぎます。またVARが「絶対軸」になってしまっている節がある為、「可視化」したことによる弊害がモロに出ている状況となっています。

 

③これからの進化に期待

しかし個人的にはVARは「無くてはならない物」であると思います。前述した汚い反則を減らし怪我の抑制、可視化することで審判の判断基準を明確にして「誤審」を減らす。特に審判の誤審を無くす補助的な役割は、彼らを守る意味でも非常に大きいと思います。時に「VAR導入で人間味が無くなる」「審判の意味が無くなる」という意見もありますが、「最終判断」をするのが審判である限り、大いに助けになり喜ばしいものです。

しかし前述したオフサイドの件でもあったように、基準がまだ明確に確立されていないのは大きな課題であります。しかしサッカーのルール自体が時代によって少しずつ変わっていくのと同じで、徐々にアップデートされていくでしょう。少なくとも「サッカーの面白さが無くなるから導入自体に反対」といった暴論が最近聞こえてこないのは朗報でしょう。

 

まだまだ課題も多いですがVARは確実に試合を可視化し、サッカーをより魅力的なコンテンツにしています。これからの進化に期待したいツールです。

 

では