きちのうすめ雑記

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2020~2021シーズン 予想外の苦戦 バルセロナ~リーガ覇権奪取の可能性は十分~【サッカー】

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今回は主要欧州リーグの2020~2021シーズン「苦しむ名門」について書いていきたいと思います。

 

本来の力を考えればもっと上位にいてもおかしくない戦力を持ちながら苦しむチームをピックアップしていきたいと思います。

 

3回目は「バルセロナ」です。

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Getty Images

 

①攻撃の整備とサイドバックの攻撃バリエーション

チャンピオンズリーグでは連勝スタートを切りましたが、ラ・リーガではスタートで躓き中位に甘んじておりクーマン監督の手腕にも疑問符が付いているバルセロナですが、ここまでの戦いぶりは可もなく不可もなく、特段危機的な状況でもないかと思います。

まずクーマン政権の功績は「攻撃の整備とサイドバックの攻撃バリエーションが増えたこと」だと思います。まず個々のプレースタイルやキャラを把握し「適切なポジション」に置き攻撃を構築し、ファティ、コウチーニョデ・ヨングが生き生きプレーするようになりました。特にファティは、昨シーズン前半のような溌溂さが蘇り今やエースの風格すら漂わせています。反面彼らとプレーエリアが被るグリーズマンだけが犠牲になってしまった形となりました。

 そしてセルジ・ロベルト、アルバが内外をバランスよく使えるようになり、サイドバックの攻撃バリエーションを増やせたのは素晴らしいと思います。またデストという新星が現れ、サイド攻撃に厚みをもたらせたのは大きかったです。

 

②修正力と交代策の無さ

ただ問題はファーストプランが崩れた時の修正力と、交際策があまりにも無いことです。特に交代策はここまで的中したことが皆無で逆にチームバランスを大きく崩してしまっています。

kichitan.hatenablog.com 

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しかしクーマン監督が元々修正力に秀でた監督では無いので、想像出来た結果だったと思いますが、ここまで無策だとは正直思いませんでした。

ただ以前書きましたが崩壊しかかっていたチームを見事に立て直したスロイデルコーチの働きは素晴らしい物であると言えます。呼んだクーマン監督の見る目も凄いです。

kichitan.hatenablog.com

 

③リーガ覇権奪取の可能性は十分

現時点で思うことですがバルセロナのリーガ覇権奪取は「十分可能」であると思います。元々リーガでもトップクラスの陣容を整えている上、バランスが整えられメッシという「飛び道具」を持ち合わせています。ピアニッチ、ペドリなどが主力に定着出来れば選手層の不安も無くなります。

そして最大のライバル、レアルマドリードの取りこぼしが今回かなり多そうな感じがします。攻撃時のボックス内の人数不足と、カルバハル、セルヒオ・ラモス不在時の守備が思ったより不安定であることが理由として挙げられます。

また他チームが優勝を争えるほどの戦力を有していないのも大きいです。有力候補のアトレティコ、セビージャは主力が抜け、陣容を模索している最中です。

ただチャンピオンズリーグは希望薄です。ベスト8に残れば万々歳だと思います。

 

開幕前から不安視されていたクーマン体制。しかし若手を上手く使い新しいチームへの生まれ変わりは確実に進んでいます。

ただここまでの采配は思ったよりも悪くなく、だからと言って際立って良くもない印象でリーガはともかくチャンピオンズリーグは厳しいかと思います。

いかにリーガで勝ちを重ねるか、数字上では早くも正念場に立たされていると言えるでしょう。今後の采配に注目していきたいです。

 

では