今回は主要欧州リーグの2020~2021シーズン注目のチームについて書いていきたいと思います。
大型補強や昇格、新監督就任のチーム中心となっています。
第13回目は「レアルマドリード」です。
主な加入選手(2020 9/29現在)
オドリオソラ(←バイエルン)
ウーデゴール(←ソシエダ)
マジョラル(←レバンテ)
主な放出選手(2020 9/29現在)
アレオラ(→パリSG)
ハメス(→エバートン)
ブラヒム・ディアス(→ACミラン)
ベイル(→トッテナム)
レギロン(→トッテナム)
ハキミ(→インテル)
久保(→ビジャレアル)
ダニ・セバージョス(→アーセナル)
①人員の整理と見極め
ここまで主だった補強も無いマドリーですがここまでは「人員の整理と見極め」に徹していた感があります。戦力として計算出来るであろうウーデゴールを呼び戻し、ハメス、ベイルというビッグネームながらチームの不満分子になっていた選手を放出。
久保やダニ・セバージョスなどまだ戦力になり切れないであろう選手を再レンタルをする等人員の整理を重点に行いました。
またハキミ、レギロンなど他チームでは主軸を張れるが層の厚いマドリーでは厳しいと判断された選手を完全移籍で放出。数年後も見据えた見極めを行いました。
それにしても彼らほどの選手が居場所が無いということで放出される、マドリーのレベルの高さを伺い知れる移籍でした。
②大きな補強は無さそう
ここまでの動きを考えると大きな補強は無さそうな雰囲気です。噂に上がっているエンバぺ、ポグバなどは残留が既定路線ですので現実的ではありません。
また昨シーズンまでの補強ポイントであったアンカーにはバルベルデ、センターバックにはミリトンが台頭してきて現有戦力で埋められています。
あえて言うなら右ウイングですが前線に関しては来年のエンバぺ獲得の為に大きな補強はしないと予想されます。
③新選手の台頭
そこで期待されるのは新選手の台頭です。前述したバルベルデ、ミリトンのように弱点を埋め補強を必要としない分厚い選手層と質を備えており今のマドリーの大きな強みとなっています。
その中で期待出来るのはウーデゴールとロドリゴです。前者はソシエダでブレイクしたややクラシカルなトップ下の選手で、精度の高い左足でのチャンスメイクがウリです。モドリッチ、クロースの負担減及び攻撃にアクセントを付ける働きが期待出来ます。
そしてロドリゴは裏抜けとスピード溢れるドリブルに定評がある選手です。昨シーズンから積極的に起用されていることから本格的なブレイクが期待されている選手です。不安がある右ウイングに定着できれば大きいと思います。
過渡期にあるバルセロナ、アトレティコと比べても安定感は段違いで優勝候補最右翼となるチームであると思います。
では