今回は主要欧州リーグの2020~2021シーズン注目のチームについて書いていきたいと思います。
大型補強や昇格、新監督就任のチーム中心となっています。
第6回目は「ACミラン」です。
主な加入選手(2020 9/13現在)
タタルシャヌ(←リヨン)
ブラヒム・ディアス(←レアルマドリード)
トナーリ(←ブレシア)
主な放出選手(2020 9/13現在)
ベコビッチ(→アヤックス)
ボナベントゥーラ(→フィオレンティーナ)
①王の残留
昨シーズン冬に加入しながらピッチ内外で絶大な存在感を示し、チームの躍進に大きな貢献を果たしたイブラヒモビッチの残留は非常に大きいと思います。
この「王の残留」は=イブラヒモビッチとの心中を意味しており、今後も彼を中心にチームが作られると思います。彼のバックアッパーがユース上がりのコロンボになりそうな所からそれはわかります。離脱となれば大幅な戦術変更が必要とされます。
またアタッカーの補強では固定出来きれなかった右ウイングにレアルマドリードからブラヒム・ディアスを獲得、左利きでカットインするプレーが得意なのでレビッチ、チャルハノールとのコンビネーションも期待出来ます。一方長年チームを支えていたボナベントゥーラを放出、怪我がちだったのもあったと思います。
②イタリアの希望
そして先日決定したのは「イタリアの希望」トナーリの獲得です。「ピルロの再来」とも言われていますがプレースタイルはよりアグレッシブで、パスレンジと戦術眼は流石に本家には敵いません。しかし2センター、3センターのどこでも機能する戦術眼を持ち合わせており今後が楽しみなタレントです。
彼の獲得でケシエ、べナセルの負担を軽減させ、3センターというオプションも十分に考えられる陣容となりました。
③内紛の心配
不安点はやはり内紛の心配があることです。フロントとマルディーニTDの不仲が顕在化し、昨シーズン終了後もラングニック氏招聘でひと悶着ありました。
結局はピオリ監督が一定の結果を残した為残留が決定し、事態は落ち着きを見せましたがいつ再燃してもおかしくない状況なのでかなり不安な所ではあります。
今年も「王」イブラヒモビッチの出来にかかってきそうです。
では