今回は主要欧州リーグの2020~2021シーズン注目のチームについて書いていきたいと思います。
大型補強や昇格、新監督就任のチーム中心となっています。
第4回目は「バレンシア」です。
主な加入選手(2020 9/10現在)
ラト(←オサスナ)
ハソン(←ヘタフェ)
ラチッチ(←ファマリカン)
ブランコ(←サラゴサ)
主な放出選手(2020 9/6現在)
ハウメ・コスタ(→ビジャレアル)
フロレンツィ(→ローマ)
パレホ(→ビジャレアル)
コクラン(→ビジャレアル)
ロドリゴ(→リーズ)
①主力選手の放出
慢性的な財政難に苦しみ、多くの人材が流出。中心選手ではあるが年俸が高く年齢的にも伸びしろが少ないパレホ、コクラン、ロドリゴやクラブの未来ではあるが売却金が見込めるフェラン・トーレスを放出し、加入選手は現時点ではレンタルバックのみと大幅なスケールダウンを強いられました。シレッセン、ガブリエル・パウリスタ、コンドグビア等にも移籍の噂が根強く今後も放出は続いていきそうです。
またオーナーのクラブの私物化、監督が頻繁に変わる場当たり的な人事もあり、今巷で騒がれているバルセロナよりも状況は深刻であると思います。
昨シーズンも3人の監督が指揮し、チャンピオンズリーグではベスト16に進むもリーガでは9位と低迷、欧州カップ出場権を獲得することが出来ませんでした。
②求められる新しい力
しかし新チームに希望が持てないわけではありません。新監督にマラガ、ルビン・カザン、ワトフォードで指揮を執ったハビ・グラシア監督を招集。選手の特性を生かす戦術には定評がある監督で、期待が持てます。
またディアカビ、ギジャモン、カルロス・ソレール、マキシ・ゴメスなど粋のいい若手選手も多く、フレッシュなスカッドが並びそうです。
そして「韓国の至宝」こそイ・ガンイン選手も注目です。昨シーズンは2度の退場と精神面の未熟さが露呈されましたが、懐の深いキープ力とキックの精度は本物で中心選手としての活躍も期待されます。
③厳しいCL出場権争い
現状リーガはレアルマドリード、バルセロナ、アトレティコマドリードで3枠が埋まっており、4番手をセビージャ、ビジャレアル等のチームと争いになります。
リーガ一本に集中できるメリットはあるとは言え、CL争いは非常に厳しいものになると思います。下手すれば残留争いに巻き込まれる可能性も十分にあります。
しかしこの才能溢れ伸びしろのあるチームは魅力的で、十分見守る価値はあると思います。オーナーの横やりが無ければの話ですが、、、。
では