今回は主要欧州リーグの2019~2020シーズン総括を書いていきたいと思います。
シーズン全試合を終了した注目していたチームについてのみなので大半抜けていますのであしからず。
リーグ 勝ち点59 16勝 11分 11敗 61得点 47失点 6位
リーグ杯 3回戦敗退
チャンピオンズリーグ 決勝トーナメント1回戦敗退
主な加入選手
ロ・チェルソ(←ベティス)
セセニョン(←フルハム)
エンドンベレ(←リヨン)
ジェドソン・フェルナンデス(←ベンフィカ)
ベルフワイン(←PSV)
①ポチェッティーノ監督との決別
昨シーズンの躍進を受けて補強も敢行、満を持して始まったシーズンですが開幕から噛み合わない試合が増えます。
原因はポチェッティーノ監督のマネジメントにありました。昨シーズン退団を匂う発言をしチームの信頼が揺らぐと、契約期間が1年を切ったチームの大黒柱であり戦術の要のエリクセンが使いにくくなり、代役になり得るロ・チェルソの怪我であえなく瓦解、指針を失ったチームは不安定な試合を繰り返しついにポチェッティーノ監督が解任、次の監督に注目が集まりました。
②モウリーニョ監督降臨
ここで就任してきたのがまさかのモウリーニョ監督です。
「勝つ」ことに特化したこの大物の就任は巻き返しの気配を見せましたが、エースケイン、ソン・フンミンの離脱と昨シーズン躍進の立役者が次々といなくなる非常事態。当のモウリーニョ監督もサジを投げる発言も多くなりますが、彼らの復帰で再び復調。これぞモウリーニョ監督とも言える、徹底的に相手の弱点を突く固い守備からのカウンターが機能し見事上位でフィニッシュ。前半の悲惨さから見ると凄い巻き返しを見せました。
今シーズンのMVPはルーカス、怪我人が多く壊滅的だった攻撃陣を見事に引っ張る活躍を見せました。
③不気味な存在
今シーズンこそ6位でしたが本来はトップ4に十分食い込む戦力を要しているチームです。他のチームで2年目のモウリーニョ監督が多くの成果を上げていることで、来シーズンはかなり不気味な存在になりそうです。
しかし不安要素は補強指針の食い違いです。選手を欲しがるモウリーニョ監督と出し渋る傾向にあるフロントのぶつかり合いは気になる所です。あと硬直した状況での打開力が個に頼りがちなので、完全移籍を果たしたロ・チェルソのチャンスメイクがどこまで冴えわたるかがポイントだと思われます。
では