※ネタばれ有
今回は新世紀エヴァンゲリオンについて書いていきたいと思います。1回では長すぎる為3回に分けて書いていきます。2回目はキャラ編です。
1回目はコチラ
この作品はアニメの「ヒロイン像」を大きく変えたと言えます。
無口で不愛想ですが、透明感やミステリアスな雰囲気を醸し出す「綾波レイ」。
活発でプライドが高いですが、脆さや弱さを持つ「惣流・アスカ・ラングレー」。
この正反対の二人が絶大な人気を獲得したのもこのアニメが評価される理由の一つであると思います。また「ツンデレ」などの造語が作られる要因にもなりました。
私の周りもレイ派、アスカ派で別れて毎日のように議論が行われていました。
ちなみに私はレイ派です。他の理由もありますが人気投票でも一位予想です。
②傷ついた大人達
またこの作品の大きな特徴として「傷ついた大人達」が多いことが挙げられます。世界が一度崩壊した後の世界なので、大切な人、身近な人を亡くした人物が多いです。
また特殊な恋愛遍歴、人間関係も築かれており基本的にこの作品の大人達は感情・行動に不安定さがあります。
同世代になってわかりましたが葛城ミサト、加持リョウジ、赤木リツコの三人は見方が大きく変わったキャラでもあります。
③父との関係
碇シンジ、葛城ミサトの2人は常に「父との関係」を意識しています。シンジは承認欲求、ミサトは愛情と復讐心を強く求め行動原理にもなっています。
しかしシンジの父ゲンドウは妻のユイしか見ておらず、ミサトの父は死亡してしまい両者に暗い影を落としてしまいます。そこから生じる脆さや弱さは物語の分岐点にもなっており、最終的にはシンジの選択が世界そのものを変えるものになります。
人間関係が人類の命運を変える。そういうリアリティのある表現が人気を得たかもしれませんね。
では