※ネタばれあり
今回は2002年に公開された「名探偵コナン ベイカー街の亡霊」について書いていきたいと思います。
①シャーロック・ホームズの世界観
今作は「コナン」の原点であるシャーロック・ホームズの世界観が舞台となっています。オールド・ロンドンの薄暗い雰囲気の中、ジェームス・モリアーティや切り裂きジャック、そしてシャーロック・ホームズ。数々の有名人が絡み合い素晴らしいミステリーを形成していきます。
個人的にはモリアーティ教授にコナンが忠告するシーンが感慨深かったです。
②消える仲間たち
今作はVR世界での出来事ですが少年探偵団が危機的状況に陥ります。
その中で表現される「傲慢なエリート」そのままの子供達の変化と成長、少年探偵団の絆、そして灰原さんのツンデレ(笑)を見ることが出来ます。
特に灰原さんの消えるシーンはこの映画屈指のシーンで普段見れない灰原さんを拝むことが出来ます。
「お助けキャラがいないなら、私たちにとってのホームズはあなた…」
③親子の競演
今作は工藤優作、有希子夫妻が初登場しました。二人とも重要な役割を担い非常に目立ちます。いちいちセリフがオサレなのも工藤家の特徴です。
その中でテーマである「血筋」をいい意味で強調するのがこの親子の競演で、見事困難を乗り切ります。そして二人の会話が
「お前にしては時間がかかったな」
「ああ、結構楽しめたよ」
やはりオサレです。
シャーロック・ホームズの世界観を見事に表現している今作。是非見て下さい。
では