※ネタばれあり
今回は1997年に公開された「名探偵コナン 時計仕掛けの摩天楼」について書いていきたいと思います。
1作目から派手な爆発とアクションで「コナン映画」の礎を築きました。
①コナン映画の原点
20年以上の作品にも関わらず
・OPの工藤新一とコナンの解説
・エンドロールの実写映像
・ED後のおまけ映像
など今でも取り上げられている要素があり、正に「コナン映画の原点」とのいえる作品です。
お馴染みのスケボーも最初の方に大活躍。ソーラー式だったのが懐かしいです。
犯人の森谷帝二の名前もシャーロック・ホームズのライバル、ジェームズ・モリアーティになぞられているのも乙な所です。
②白鳥任三郎
意外なことに今作が初登場です。その後漫画での起用で所謂「逆輸入」されたキャラの一人です。劇場版では結構活躍の場がありますし、漫画原作でも個人エピソードを作成され、警察内でも「切れ者だけどどこかズレている」キャラとして立場を確立させました。今作では見事に犯人に間違えられました。
当時の声優である塩沢兼人さんの演技も怪しさ満点で素晴らしくとても印象に残りました。残念ながら塩沢さんはお亡くなりになりましたが、後任の井上和彦さんもより知的さと落ち着きを増した演技で魅力的な白鳥警部を表現しています。
③犯行動機と巻き込まれヒロイン
今作の犯行動機は「建築した建物がシンメトリーでない」という中々ぶっ飛んだ理由です。1作目からはやくもコナン節炸裂です。
また爆発した建物にヒロインの蘭ねーちゃんがいてきちんと巻き込まれる所、新一が一々キザでカッコいい所と見所満載です。巻き込まれヒロイン誕生です。
全てのコナン映画の始まりであり原点である時計仕掛けの摩天楼。今見ても十分楽しめる内容なのでこの機会に見直してもいいのではないでしょうか。
では