今回はダービーカウンティ所属のウェイン・ルーニー選手について書いていきたいと思います。マンチェスターユナイテッドのクラブ歴代最多得点記録を持つレジェンドであり「万能アタッカーの象徴」といってもいい選手です。
①特大のインパクト
無敗優勝を果たし「インビンシブルズ」と呼ばれていたアーセナルを破る一撃を叩き込んだ選手。個人的に一番印象に残った出来事です。
当時チェルシー、アーセナルがプレミアリーグで猛威を誇っていた中での輝きはユナイテッドの大きな希望となっていたはずです。(当時クリスティアーノ・ロナウドは期待の若手の一人に過ぎなかったです。)
そして年月が過ぎテベス、クリスティアーノ・ロナウドとともに「世界一速いカウンターユニット」を形成しチャンピオンズリーグ制覇に多大な貢献をします。
ワールドクラスの単独打開力を持つ選手が恐ろしい速さで連動してゴールに向かってくる。その脅威は計り知れませんでした。
あと「守備も一生懸命する献身的なFW」という、今では当たり前なFW像を初めて見たのもルーニー選手だったと思います。
②シュート技術と視野の広さ
ルーニー選手の最大の特徴はその万能性でしょう。スピード・パワー・テクニック全てにおいて高レベルにあり特にシュートの技術は特筆もので、レンジ・シュート前のトラップ・ボレーなどは抜群の精度を誇っていました。シティ戦でのオーバーヘッドは今でも語り草にされるゴールです。
またユナイテッドに移籍後に特に磨かれていたのはその視野の広さだと思います。特にサイドチェンジの精度・タイミングはとても正確で、センターハーフで起用されている現在でも大きな武器となっています。
③アジリティーの低下
しかし30代を迎えてなお進化し続ける同世代のロナウド、メッシと比べてルーニーが最高の舞台から姿を消したのはやはりコンディション管理とアジリティーの低下が原因だったと考えられます。
度々報道されていましたがルーニー選手はコンディション管理に難がある選手として有名で、実際シーズン初めに体が重そうな動きをしているのは感じられました。
また怪我が多くスピードやアジリティーが年々低下しまい、ポジションを後ろに下げざるを得なかった状況もあったと思われます。
今や「過去の選手」となってしまったルーニー選手ですが、FAカップでも随所でその能力の高さを見せるなど磨き上げた技術はまだまださび付いてはいません。機会は多くはないかと思いますがその熟練した「今のルーニー選手」を今後も楽しんで見ていきたいと思います。
では
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