※ネタばれ有
今回は映画「キングダム」についての感想を書いていきたいと思います。
①原作の再現度
キングダムは原作は現時点では20巻まで読んでいます。正直かなり面白いです。
全て読んだら改めて感想などを書いていきたいと思います。
人それぞれの思いや野望、戦術や戦場での心理状態などの描写がとても上手く臨場感あふれます。その人気作品を実写化した今作は、日本映画での「再現度」が心配されました。
しかしこの心配はいい意味で裏切られました。迫力ある戦場、俳優たちの熱演、そしてその場面を引き立てる音楽、全てにおいて「キングダム」の世界を最大限生かそうとする意志を感じました。「原作へのリスペクト」この映画にはそれを強く感じます。
②役者達の存在感
何といってもこの作品は「役者たちの存在感」が凄いです。主人公役の山崎賢人さん、嬴政・漂役の吉沢亮さんはともかく配役一人一人の熱演が光ります。
特に楊端和役の長澤まさみさん、王騎役の大沢たかおさんは出番こそ少ないながら主人公をも喰うレベルの存在感を放っており大物ぶりを見事に表現しています。
「味方の強キャラ」は本当に演じるのが難しいと言われているのでリスペクトすべき演技であると思います。
③中国の壮大さ
半面残念なこともあります。
今作ならではの「中国の壮大さ」はあまり感じられませんでした。シーンごとの風景や背景をもう少し表現して欲しかった部分はあります。しかしそうなればもはやハリウッドレベルの予算が必要なので仕方が無い部分だとは思います。
原作ファンでも十分に楽しめる「キングダム」皆様もどうでしょうか?
では