先日行われたレアル・マドリードVSアトレティコ・マドリードの感想です。
両チームのスタメン
GK:クルトワ
DF:カルバハル、ヴァラン、セルヒオ・ラモス、メンディ
MF:バルベルデ、モドリッチ、カゼミーロ、クロース
FW:ベンゼマ、イスコ
GK:オブラク
DF:ヴルサリコ、サビッチ、フェリペ、ロージ
MF:コレア、マルコス・ジョレンテ、トーマス、サウール
FW:モラタ、ビトーロ
ベンゼマ(後11)
①膠着状態
前半を通して両チームの守備陣が機能していたこともあり膠着状態になっていました。攻守の切り替えも早くレアルはベンゼマの空けたスペースを生かしきれず、アトレティコはモラタの落としたボールを有効活用出来ませんでした。その中でリスクを懸けることも中々出来ずスコアレスで仕方がない部分はあったと思います。違いを見せられるのが個々の打開しかないかなと思われる程締まった前半でした。
②両監督の采配
レアルのジダン監督は後半初めからヴィニシウス、ルーカス・バスケスの同時交代で打開を図りました。結果、ヴィニシウスはカットインでチャンスを繰り出し先制点になるメンディの走り込みをアシストしました。半面ルーカス・バスケスはカルバハルのスペースを見事に消してしまいました。
一方シメオネ監督はターゲットマンとして機能していたモラタを下げハーフスペースで持ち味を出すルマールを投入しました。しかし残念ながらターゲットマンを失った攻撃陣は起点を作れず機能性を失いました。シメオネ監督の昔からの課題の「構築できない攻撃戦術」が改めて浮き彫りになってしまった形となりました。
③更に厚くなる選手層
バルベルデの成長、メンディがフィットしたのは間違いなくレアルの大きな武器となっています。替えが効かないマルセロや4人目のMFの不足感と2つの課題を一気に解決させました。またアザール、アセンシオと続々戦列に復帰する話が出てきています。「白い巨人」の復活。ラ・リーガが益々楽しくなりそうです。
では