きちのうすめ雑記

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セ・リーグのDH導入について~逸らされる問題点~【プロ野球】

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今回は度々議論が巻き起こるセ・リーグのDH制導入について私なりの意見を書いていきたいと思います。

 

①DH制のメリット

まずDH制のメリットについて挙げていきます。

・レギュラーとして野手を一人多く起用できる

 単純に野手を一人多くレギュラー起用できる点が利点となります。そのお陰で打撃に特化した選手やポジションがレギュラー陣と被っている選手を起用できます。単純にレギュラーとして野手を多く起用できることがメリットであり出場機会の多さが成長に繋がるという意見が多いです。

・投手の成長

 打力が圧倒的に低い投手の打順が存在しないことにより、チームは切れ目のない打線を作ることが出来ます。それを相手にすることにより投手は気の抜けない状態に置かれ「抑える」強さが身につくと言われています。

 

②DH制のデメリット

次にデメリットを挙げていきます。

・監督力の見せ所

 投手の替え時や代打のタイミングなどの「駆け引き」で戦況が大きく変わることがあり、監督の采配力が問われます。その分選手の能力だけでないチームとしてのトータルバランスが求められ単純なマンパワーでの差でが小さくなり、采配次第では実力的に劣っているチームが強者に勝てる醍醐味を味わうことが出来ます。DH制はその分マンパワーに頼りがちで大味な試合になることが多いです。

・代打の減少

 DH制により野手の9人が固定されがちで代打、代走の起用は必然的に減少します。それによりいわゆる「切り札」的に起用できる選手の出場機会が減ります。この現象は起用される絶対数が減り、逆にチャンスが与えられない選手が増える要因となってしまいます。

 

③逸らされる問題点

このメリット・デメリットを考えていくと私は単純にDH制が無いからセ・リーグが弱いのではなく、セ・リーグがDH無しの戦いを確立&強化していないのではないか?と思います。

現在のセ・リーグ全体を見渡してみると投手のバント失敗などでアウトを簡単に与えている場面が多すぎますし強化を見ても長期的に強化を図っているチームがあまりにも少なすぎるような気がします。私が応援する阪神タイガースも強化プランがブレブレで行き当たりばったりが多くてうんざりすることもあります。もしDH制を導入したとしてもおそらくパ・リーグの劣化版として負け続けていくと思います。

セ・リーグの各球団の方はDH制よりまずは段階的な強化プラン、バントの強化などDH無しでの戦いの確立が必要になってくると考えます。「ないものねだりよりも今出来ることをしっかりと」DH制導入を訴える方はまずそこに焦点を当ててもらいたいものです。

 

では