※ネタばれ有
少し遅いですが新・サクラ大戦が売れているとのことなので、作画久保帯人先生の作品「BLEACH」のお話を。
①オシャレ感
少年漫画ではあまりない詩的な表現が多いです。また風景もシンプルで全体的に場面場面が大きく描かれています。そのためページ数がかさんで内容が薄いと批判も多いですが個人的にはこれはこれでいいかと思います。作画も非常に綺麗でオシャレ感満載なので。当時ワンピース、NARUTO、銀魂に並ぶ人気を誇っていました。
②独特なネーミング
何より凄いと思ったのがそのネーミングセンスです。
特に斬魄刀の名前が凄くて
「花天狂骨枯松心中」「観音開紅姫改メ」最近では「逆様邪八宝塞」など語呂が良く雰囲気を醸し出す名前を作っています。
このセンスは誰にも真似できないかと思います。
③シナリオ面
登場人物を多く出し過ぎて回収し切れていない印象はあります。特に卍解はほとんどの隊長が持っている設定にも関わらず出し切っていない所や最終決戦があまりにも簡易的に終わりすぎるのが残念な所です。しかし両方とも出版社の意向が強く出ていそうなので仕方がない部分があるかとは思います。風呂敷を広げ過ぎた感はありますね。
総評
賛否両論がある作品ですが間違いなく尸魂界編までは万能受けする内容で面白いと思います。それ以降は作品の表現・キャラ付けの好みで決めたらいいかと。個人的には非常に面白い作品でした。「オシャレ感」「作画の美しさ」「言葉の表現力」を楽しみたい方は是非どうぞ。
次からは好きなキャラの感想なども書いていきたいです。
では